体系的な研究精神病院と違う医療施設

2019年03月02日

ウッソー!

ねえちゃがグループホームへ入って、もうすぐ1年になります。

何もかもが頭に残らないようになって来てはいますが、寝る前に毎日必ず私のところへ電話をかけることだけは、依然としてなぜか忘れません。

話すことといえば、たいていは「おばあさん、どこに居るんだろう? ここに居ていいの?」。きのうもそうでしたが、10分くらいしてまた電話が掛かってきて同じことを繰り返し聞く、ということもしばしばです。

「そこが、いまのおばあさんのウチ。そこで暮らすようになってもうすぐ1年になるんだよ」と答えると、いつも「ウソッー。そんなに長く居るの!」と、ぜったい信じられないというように大声を出して驚いて「おばあさん、そんなにバカんなっちゃったんだね」としばし落ち込みます。

季節や時間の経過など、時間感覚が失われていく見当識障害が進んでいるせいでしょうか。

それでも、「バカんなったから嫌なこともみんな忘れちゃっていいじゃない。のんびり“バカ生活”を楽しみなよ」などというと、落ち着いてきます。

グループホームの担当の人もいいますが、特別に興奮することもなく、最後は「ここがウチだと思っていればいいんだね」と、穏やかな対応にもどる。それが、救いです。


harutoshura at 18:39│Comments(0)ねえちゃの近況 

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