2019年01月23日
「長谷川式」
アルツハイマー病かどうかは「老人斑」や「神経原線維変化」によって判断されるといっても、実際の臨床の場で、生きてる患者の脳細胞の切片を取ってきて顕微鏡で病理学的に解析して診断する、というわけにはいきません。
ねえちゃの場合もそうでしたが、やはり、まずはお医者さんの問診からはじまります。認知症にかかわる問診では、本人をよく知る家族や身近な人から情報を得ることが特に重要なようです。
問診で、記憶やその他の認知機能障害の症状が認められた場合には、確認のためにsん理学的なテストによって記憶力や判断力を調べることもあります。
日本では現在、改訂「長谷川式簡易知能評価スケール」(HDS-R)=写真=が広く使われています。
「長谷川式」は、聖マリアンナ医科大の長谷川和夫名誉教授が1974年に考案した10分から15分程度でできる簡易検査です。
年齢、年月日や曜日、いまいるところなどを問う9の設問で構成され、正しい答が得られたときには1点、誤答やできなかったときには0点で加算した評価点(満点は30点)が20点以下の場合は認知症が疑われる、とされます。
ねえちゃも病院で何度も受けましたが、この検査、病院だけでなく、家でも簡単に試せるというメリットもあります。
harutoshura at 21:04│Comments(0)│アルツハイマー考