2018年08月23日
働ける
認知症の人が介護サービスを利用しながら、ボランティア的なかたちで働いたり、対価として謝礼を受け取ることが可能であることを、厚労省が自治体や事業所に通知したそうです。
介護保険の対象になるデイサービスでは、歌をうたったり塗り絵をしたりといった活動が一般的。ですが、特にカラダに問題がない若年性認知症のかたの中には、こういった活動だけでどうなんだろう、という違和感も少なくなかったようです。
労働不足の近年は、若年性認知症の人が公園の清掃をしたり、自動車ディーラーで洗車の仕事をして謝礼を受け取ったり、という取り組みも行われています。
自分でやったことが少しでも、社会に役立ったり、お金になったりすれば、達成感を味わい、生きがいにつながっていきます。それは、ちょっと“お手伝い”をするだけで気分よく睡眠に入れるねえちゃを見ていてもよく分かります。
厚労省の通知が、認知症患者を含めたみんなが社会参加できる世の中に向けての一歩であればいいな、と思います。
harutoshura at 15:21│Comments(0)│アルツハイマー考