2017年04月20日
椿
眠っていないとき、ねえちゃは、窓から外をぽかんと眺めていることがよくあります。
庭らしい庭があるわけではありませんが、今年はチューリップに加えて、鉢植えの椿が十個ほど、赤い花を咲かせました。
「去年もおととしも咲かなかったので、うれしくて、うれしくて」と珍しく豊かな表情を浮かべています。
椿の名の由来は、厚みのある葉の意味で「あつば木」、つややかな葉の「艶葉木(つやばき)」、光沢のある葉の「光沢木(つやき)」などいろんな説があるそうです。
むかしむかし、八百歳の長寿を保ったという、若狭の八百比丘尼という人が、ツバキの枝を持って全国各地を巡り、雪国にも広めたのだとか。
椿というと、有名な河東碧梧桐の「赤い椿白い椿と落ちにけり」、飯田蛇笏の「御嶽の雲に真つ赤なおそ椿」などの句を思い出します。
harutoshura at 20:13│Comments(0)│ねえちゃの近況