5年前に連れ合いが死んでしばらく経ったころから、ねえちゃは自分で料理することがあまりできなくなってしまいました。

料理を作ってあげられないのがもどかしくて、お盆や正月に親族が集まることにも、だんだん消極的になっていきました。

いまでは、夕食の宅食サービスや生協の宅配に頼っているので料理をする必要がほとんどありません。

それでも、宅食が来ない連休中ともなると、食事を作らなくてはと気持ちがパニックに陥ってしまうことがしばしばあります。

「こっちはこっちで食いたいものを勝手に作るから、冷蔵庫の中にあるものから自分で食べたいのを取り出してくればいいの」といっても、いつも忘れてしまっています。

冷蔵庫の中に何が入っているのか、きょうは自分が何を食べたいのか、も最近はほとんど考えないようになってしまいました。

仕方ないので宅食が無い日には、私のほうで「きょうはこれとこれ」とメニューを決めて用意するようになってきました。ねえちゃはもっぱら片づけ担当、というわけです。

今晩は、冷蔵庫の中にだいぶ長くおいたままだったサバを焼いて、きのうスーパーで買ってきた春雨サラダ、それに冷凍してあったコンニャクの味噌田楽とナスの浅漬け。それから食後は、ミカンとまんじゅう。

救いなのは、何を食べてもねえちゃは「おいしい、おいしい」と良く食べることです。