2016年03月08日
優等生
「ねえちゃ」は、優等生です。戸棚を整理していると、高校生のときの皆勤賞の賞状、職場での論文コンクールのトロフィーなど、いろんな“勲章”が出てきます。
お酒も、たばこも、カラオケも、パチンコも、マージャンも、まして競馬も、競輪も、やりません。こういったタグイは「男の人がやるもの」と決めてしまっているようです。
冠婚葬祭などで「カタチだけでも」とお酒をすすめられても、夫が依存症だった関係もあるのか、頑なに断りつづけています。
女子高生だった時かなにかに「良妻賢母の心得」を叩きこまれでもしたのでしょうか、男性と口を聞くのにも、“必要以上”とも思える気配りをしています。
親類縁者やごく限られた隣人以外で男性としゃべるのは、宅急便の配達やタクシーの運転手さんくらい。宅食も、生協も「女性が届けてくれるので」と続いています。
老人大学や老人クラブ、男性もいっしょのサークルや集まりにも、参加しようとはしません。
「**のおばあさん、彼氏ができたんだって……」と水を向けても、なんとなく冷たい眼差しになって、そっけなく「いいわね」と応じるだけです。
harutoshura at 01:37│Comments(0)│ねえちゃの近況