北陸新幹線の開業、それから善光寺の御開帳にあわせて、昨年の3月、長野駅がリニューアルオープンしました。

もう1年以上になりますが、街へ出ることがほとんどなくなったねえちゃは、いまだ新しい駅ビルを見ていません。

ただ、以前の駅ビルにあった大好きなおやき屋さんが、建て替えのときに「どこかへ行ってしまった」のが気になってしかたがないようです。

「新しいビルになって、あのおやき屋さん、駅のどっかでやっているんだろうか?」

私にとっての長野駅というと、いまでも善光寺を連想させる「仏閣型」の駅舎が頭の中にあります。

1936年の善光寺御開帳に合わせて建てられたもので、撞木造りと唐破風を取り入れたデザインが全国に知られていました。

お寺の中にいるような趣のある駅のホームで、立そばをフーフーいいながら食べるのが楽しみでした。

長野冬季オリンピック開催に合わせて新幹線の開通することが決まり、1996(平成8)年、思いで深い仏閣型駅舎は取り壊され、近代的なデザインの橋上駅舎に改築されました。

昨年の更なるリニューアルで、お寺っぽさとは正反対の、いっそうスッキリした美しいデザインの都会的な駅ビルに生まれ変わりました。

けれど「仏閣型」ファンの私には、首都圏のどこにでもあるステレオタイプの駅舎のようで、何となく物足りないものを感じるのです。