3日後に迫った、実家での法事に出かけるねえちゃ。郷里へ帰るときはこのところ高速バスで近くまで行って、親戚に車で迎えに来てもらうパターンが多かったのですが、今回は久しぶりに飯田線に乗るつもりでいます。

飯田線は、愛知県の豊橋と長野県の辰野を結ぶJR東海の鉄道路線。開業は1897(明治30)年で、総延長195.7キロの路線に94の駅があります。

新幹線の拡大など急ピッチで高速化が進む時代にありながら、一時間に1本以下、天竜川の険しい渓谷を縫うように、いまも豊橋から辰野まで約6時間かけてノンビリと走っています。

飯田線のちょっとした名物に“下山(しもやま)ダッシュ”なるものがあるそうです。

飯田駅をはさんで伊那上郷駅から下山村駅までに五つの駅ありますが、その間、線路はゆっくりとオメガカーブを描いています。

そのため列車に乗ると13分〜20分かかりますが、伊那上郷と下山村の実際の直線距離は2km程度に過ぎません。なので、この間を全力で走る(下山ダッシュをする)と、列車よりも早く着くことができるのです。

伊那上郷が最寄り駅の飯田高校では、乗り遅れそうなときや列車代の節約のために、むかしから下山村駅で乗り降りして“下山ダッシュ”で登校していた生徒がいるとか。

ねえちゃが通っていたのは別の高校だったので“下山ダッシュ”をした経験はないようですが、「そんなふうに走って通ってるって聞いたことある」そうです。