2019年04月19日
性格の変化
「がんこ」「柔軟性がない」「しつこい」など、あたかも高齢者独自の性格があるかのように考えられることがよくあります。
けれど、子どもでもがんこな人もいれば、柔軟性のない若者もいます。しつこい大人もいます。ねえちゃは高齢者ですが、特にこれら三つにあてはまるようには思えません。
高齢者だから特別な性格と考えるのは間違えでしょう。同じように、認知症だから特別な性格があるというようにも思われません。
ただ、前頭側頭型認知症のように、脳の障害が原因で自分の欲求を抑えることができなくなる「抑制の欠如」などの人格変化が起こる場合はあるようです。
しかし通常、認知症になった人の性格が変化するのは、もともとの性格に「もの忘れ」「見当識障害」「判断力障害」「実行機能障害」など認知症の中核症状の影響が加わることによって起こると考えるべきなのでしょう。
ねえちゃのように、もともと穏やかだった人が攻撃的になったり、興奮するようになったとしたら、認知症がその人の生活に影響を与えたということになるのでしょう。
が、グループホームへ入ってからのねえちゃは、しばしば不安を訴えることはあっても、攻撃的になったり、興奮が収まらなくということはなくなりました。家族にとって、それが救いになっています。
が、グループホームへ入ってからのねえちゃは、しばしば不安を訴えることはあっても、攻撃的になったり、興奮が収まらなくということはなくなりました。家族にとって、それが救いになっています。
harutoshura at 22:59│Comments(0)│アルツハイマー考