専門病棟老人性痴呆疾患センター

2019年03月06日

痴呆性老人専門治療病棟

これまで見てきたように、痴呆性老人対策推進本部が1986年にでき、翌年には同本部の「報告」が出たことで、ともかくも前へと進んでいくことになりました。

1989年にはまず、「痴呆性老人専門治療病棟」を発足しています。精神症状や問題行動があるものの、寝たきりでない痴呆性老人で、自宅や他の施設で療養が困難な人を対象に、短期集中的に精神科的治療とケアを提供する施設です。

介護療養型医療施設の一種として位置づけられ、特別養護老人ホームと比べ、医学的な管理が必要な人を対象としてきました。

1室あたりの定員は4人以下で、入院患者1人当たりの面積は6.4平方メートル以上。ユニット型の場合、病室を共同生活室に近接して一体的に設置し、1ユニットの定員はおおむね10人以下となっています。

さらに、昼間は1ユニットごとに常時1人以上、夜間や深夜は2ユニットごとに1人以上の介護職員か看護職員を配置、ユニットごとに常勤のユニットリーダーを配置するなどの基準も加わりました。

しかし、痴呆性老人専門治療病棟を含めた介護療養型医療施設は、医療をほとんど必要としない入所者が多くなってきていることなどから、昨年4月に創設された介護医療院などが代替することとなり、2024年3月末日で廃止される予定になっています。


harutoshura at 22:45│Comments(0)アルツハイマー病関連 

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