ウッソー!「一元的」な体制

2019年03月03日

精神病院と違う医療施設

1987(昭和62)年8月に痴呆性老人対策推進本部が出した報告では、施設における介護についても提起しています。

報告では、痴呆性老人は、寝たきり老人に比べても医療面のニーズが高く、介護がより複雑で量的負担も大きいため、家庭で介護しきれない場合の受入施設が必要としています。

そのうえでまずは、既存の施設体系の中で受入れを促進していくこととして、前提となるマンパワー等を確保していく必要があるといいます。

精神症状や問題行動が著しい痴呆性老人には、専門的な精神科医療が必要になりますが、報告では「現在の精神病院の施設・設備や人員配置の基準では、十分な処遇を行うことは困難である」と指摘。

治療効果の上からも、「治療目的も方法も異なる一般の精神病患者とは区分して処遇することが適当である」といっています。

この段階でようやく、鉄格子の独房に閉じ込められたり、手足を縛りつけられたり、といったことがまかり通っていた精神病院とは異なる待遇の医療施設が求められるようになったわけです。

さらに、そのためには「痴呆性老人を受け入れ、短期間で集中的に専門的医療と手厚い介護を行う専門の病棟を整備していく必要がある」として、専門病棟の整備も掲げています。

同時にまた、退院・退所したあとの在宅介護を支援するサービス機能の充実も重要だといいます。


harutoshura at 20:13│Comments(0)アルツハイマー病関連 

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