27年間で8倍ウッソー!

2019年03月01日

体系的な研究

以前見たように、アルツハイマー病はそもそも、ドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーが診断した患者アウグステ・データーに関する症例を、1906年に学会発表したことに始まります。

「アルツハイマー病」とされたこの病気をどういうワク組みでとらえるか。その後、ヨーロッパではさまざまな議論をよんでいくことになりました。

その学会発表から80年後、痴呆性老人対策推進本部が設置された日本でも、ようやく、この病気についての調査研究の重要性が叫ばれるようになりました。

いま読んでいる同本部の報告書では、アルツハイマー型痴呆について「その原因・発生メカニズムが不明であり、なによりもその究明が急がれている段階にあるが、欧米諸国においては、老化研究の最重要テーマとして重点的に研究されているのに比べ、我が国は研究が立ち後れている現状にある」と位置づけて、遅ればせながら早急に研究体制を整備し、研究を進める必要性を強調しています。

こうして、原因不明で、日本でも多くの人に老後の不安をもたらすようになってきたアルツハイマー型痴呆に関する研究を始めるとともに、相互の連絡調整をとりながら体系的で集中的な研究を進めていくことを同報告では提起しています。

ここで「体系的」というのは、具体的には次の三つをいっています。

①アルツハイマー型痴呆の原因の突明、治療方法等に関する研究
②脳血管性痴呆の発生予防、治療方法等に関する研究
③痴呆性老人の簡便で正確な診断、スクリーニング方法の開発並びに看護、介護等社会医学、保健福祉に関する研究

こうして、アルツハイマーを始めとする、いまでいう認知症に関する本格的な日本でもスタートしたのです。


harutoshura at 18:30│Comments(0)アルツハイマー病関連 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
27年間で8倍ウッソー!