欧米とは対照的体系的な研究

2019年02月28日

27年間で8倍

1987年に出された痴呆性老人対策推進本部報告では、痴呆性老人の出現率や将来推計もはじき出しています。

それは1986年8月までに、40の都道府県と6政令市における在宅の痴呆性老人について行なわれた実態調査のうち、精神科医が携わり、方法も類似している12都道府県市の調査結果に基づいたものです。

年齢階層別にみた在宅の痴呆性老人出現率の推計では、

65-69歳  1.2%
70~74歳  2.7%
75~79歳  4.9%
80~84歳 11.7%
85歳以上 19.9%

と、高齢になるにしたがって出現率が高まることがはっきりしました。そして、これをもとに1985年の65才以上の老人人口全体に対する在宅の痴呆性老人の出現率を求めると4.8%になっていました。

さらに、この年齢階層別の出現率をもとに、日本の人口の将来推計を用いて在宅における痴呆性老人数の将来推計を行うと、次のようになったといいます。

1985(昭和60)年 59万人
2000(平成12)年 112万人
2015(平成27)年 185万人

15年間でほぼ2倍、30年間では3倍以上と、急激に増加すると予想していたことになります。しかし現実は、当時の推計をはるかに上回る「急激さ」で進みことになりました。

厚生労働省の2015年1月の発表によると、実際の日本の認知症患者数は、2012年時点で462万人、65歳以上の高齢者の7人に1人と推計されています。

1985年から2012年までの27年間になんと8倍近くに跳ね上がり、2012年時点ですでに2015年の推測値の2.5倍にのぼっていたことがわかります。


harutoshura at 23:25│Comments(0)アルツハイマー病関連 

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