γセクレターゼ阻害剤癲狂院

2019年02月19日

アミロイド免疫療法

きのう見たようなセレクターゼ阻害剤のほかに、免疫細胞の働きによって、アルツハイマー病の原因とみられる脳内に溜まったβアミロイドを排除する治療も考えられます。アミロイド免疫療法です。

免疫細胞は抗原(免疫細胞が攻撃の目印にする物質)がはっきり提示されていれば、それだけ容易に攻撃態勢へと入ることができます。

2000年に、老人斑を形成するアルツハイマー病モデルマウスに合成アミロイドを抗原として接種すると、老人斑形成が予防され、認知機能障害も改善することが報告されました。

開発された「合成βアミロイド42」は、英国で臨床試験が始まりましたが、臨床試験の中で、脳脊髄膜炎が有害事象として現れたため治験は中止となりました。

セレクターゼ阻害剤もアミロイド免疫療法も、脳内のアミロイドが除去されることはほぼ確認されていますが、それを臨床症状の改善に役立てることができるかどうかについてはまだ微妙な段階にあるようです。

今後の研究の進展が待たれます。


harutoshura at 23:04│Comments(0)アルツハイマー病関連 

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