丸ごと忘れる近時記憶とエピソード記憶が障害

2019年01月04日

見当識障害

以前も少し見たことがありますが、アルツハイマー病の典型的な症状といわれるものに「見当識」の障害があげられます。

推測や判断を誤ることを見当違いといいますが、見当識とは、現在自分が生活している状況や自身の存在を客観的に正しくとらえる精神機能のこと。周囲に対する認識を意味する「指南力」という言葉も当てはまります。

現在置かれている状況を洞察・展望し、照合し、確認することが見当識ですから、注意や認知、思考、判断、記憶などの精神機能の統合が不可欠になります。

見当識は、①現在の日時に関するもの②場所やそのときの状況に関するもの③生年月日、年齢、職業、家族関係など自分自身や周囲の人に関するもの、に区別できます。

こうした日時、場所や人に関する見当識が不確かになる状態が、見当識障害です。ねえちゃのように、物忘れに加えて見当識障害もあらわれるようになると、単なる老化現象ではなくアルツハイマー病の可能性が高まることになります。

「季節感がなくなる」「夜なのに昼間と勘違いする」「よく知っているはずの道に迷う」といった症状、さらには「その人が誰だか分からなくなる」「娘を姉と間違える」といった「誤認」と呼ばれている症状も、人に対する見当識障害と捉えることができます。


harutoshura at 23:26│Comments(0)アルツハイマー病関連 

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