認知症の中の認知症節目の年

2018年12月30日

グレイゾーン

数学科出身の私には、一つの概念にはきっちりとした「定義」がないと気が済まないところがあるのですが、お医者さんにねえちゃがアルツハイマー病と診断されても、結局のところどこがどうだからアルツハイマー病なのかイマイチ理解できず、すっきりできずにいます。

グループホームへ入るまでにねえちゃは、総合病院の内科一カ所、二カ所の脳神経外科で診療を受けて来ました。が、たとえば同じようにMRIを撮っても、何をもってアルツハイマー病とするかといった点にも、お医者さんによってかなり開きがあるようにも感じてきました。

実際、特にアルツハイマー病の始まりを識別することは、専門医でもやっかいなことのようです。年齢を重ねるにしたがって起こる認知・記憶力の低下との区別などが難しいため、ごく軽い初期的な症状ではアルツハイマー病とは診断されず、“グレイゾーン”として扱われているといいます。

それでは私たちは、アルツハイマー病をどういうもだと考えておけばいいのでしょう? とりあえず、私の手元にある大学の認知症に関するテキストにある「アルツハイマー病とは?」という項目を見ると、次のように記されています。

「1906年にドイツの精神科医アルツハイマー博士により最初に報告された疾患である。アルツハイマー型認知症は記憶障害が最初に出現し、他の認知機能障害を伴いながら慢性進行性の経過をたどる変性疾患である。

欧米では以前より認知症の原因として最も多い疾患であり、認知症患者の50~60%を占める。日本では以前は血管性認知症が老年期認知症の第1の原因疾患と言われていたが、近年は疫学調査などから、日本においてもADが老年期認知症の第1の原因疾患と考えられるようになっている。

原因は、脳内のアミロイド沈着が神経細胞死の原因であるとみなすアミロイド・カスケード仮説などが提唱されている。性差については、3:2で女性に多い疾患と言われている。家族性にみられるものもあるが、多くは散発性である。

神経病理学的変化としては、老人斑、神経原線維変化の2つの変化が脳に多数出現することが特徴であり、マクロ的には神経細胞が脱落して大脳が委縮する」(放送大学教材『認知症と生きる』)。


harutoshura at 19:58│Comments(0)アルツハイマー 

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