アルツィ電話できないクリスマス

2018年12月23日

市田柿届く

きょうは久しぶりに、ねえちゃの話題です。何もかもすぐに頭から消えてなくなるねえちゃですが、相変わらず寝る前にはきっちり、忘れずに、私のところへ電話をくれます。

このところずっと落ち着いた声なのですが、昨夜はめずらしく、何かが起こって困ったといった口調で「柿が、柿が、……」と繰り返します。

「柿がどうしたの?」と聞いても、「何だかよくわからなくなっちゃったんだけど」。「お歳暮とかは、それなりに考えて対応してるから大丈夫」というと、「お前がやってくれてるんだね」とやっと心穏やかになって床に着きました。

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きょう、従兄のところに電話をして、昨晩のナゾが解けました。ねえちゃのグループホームへ「みなさんでどうぞ」と彼が贈ってくれた市田柿が、きのう届いたのです。「ねえちゃから、きのうすぐに、お礼の電話もらったけどなあ」と従兄は言います。

「何かいただきものをしたらすぐお礼の電話を」というのは、認知症といえどもねえちゃの“遺伝子”にまだきちんと刻まれているようです。が、当然のごとく、それも一瞬のうちに頭から抜けていってしまっています。

市田柿は、ねえちゃのふるさと、飯田市・下伊那郡産の干し柿。下伊那郡高森町市田の原産で、600年前から栽培されているとされる渋柿を用い、むかしから冬の保存食として重宝がられてきました。

10月下旬から11月中旬ごろ収穫・皮剥きをして、1カ月のあいだ乾燥させます。天竜川から発生する朝霧が柿をゆっくりと熟させた深い味わいや、食物繊維の豊富さなどから、いまでは全国的な有名ブランドになりました。さて、今年の「味」は、いかがでしょう?


harutoshura at 18:34│Comments(0)ねえちゃ 

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