女優の死長い長いさようなら

2018年12月19日

ロナルド・レーガン

アルツハイマー病という病気について、私がはっきり認識するようになったのは、アメリカ第40代大統領のロナルド・レーガン(1911-2004)のメッセージでした。ホワイトハウスを去って5年後の1994年11月、彼は、国民にあてた手紙という形で、自らの病気について告白しました。

レーガン

「先日、ある人から私はアルツハイマー病にかかっている数百万のアメリカ人のうちの一人である、と告げられた。ナンシーと私は、私人としてこの事実を受け止めるか、あるいは世間に公表すべきか、決心しなければならなかった。そして私たちは、世間に公表することが非常に重要だと感じた」。

そして、「私はいま、人生の黄昏にいたる旅に出かけます(I now begin the journey that will lead me into the sunset of my life.)」という感銘深いメッセージを残しました。

レーガンがアルツハイマー病と診断されたのはこの前年の1993年とされますが、大統領在任中には既に患っていたとする説もあります。次男のロンは2011年出版の回顧録の中で、1984年のモンデール前副大統領との討論会で父ロナルドの異変に気がついたと指摘しています。

また、ホワイトハウスのスタッフも、ボヤ騒ぎがあったときに煙が充満する部屋の中で全く身動きを取ろうとしなかった、といった“奇行”を目撃したといいます。病は年を追うごとに進行し、元大統領は、プライベートな静かな環境で余生を送らざるを得なくなりました。

妻は自宅にホワイトハウスの執務室を再現し、レーガンはそこで新聞を読むなどの「執務」を毎日行うことで症状の進行を食い止めようとしました。2001年に南カリフォルニアの自宅で転倒して腰を骨折してからは、ほとんど寝たきりのより不安定な状態になっていたそうです。


harutoshura at 18:15│Comments(0)アルツハイマー 

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