動脈硬化原因説リタ・ヘイワース

2018年12月16日

痴呆の半数以上にアルツハイマー

1966年、B.E.トムソン、G.ブレスト、M.ロートが画期的な論文を発表しました。

彼らは、痴呆患者50人を臨床的に観察したうえ、死後、脳を解剖して組織病理学的に分析しました。

それを健常者と比較すると、痴呆患者の半数以上にアルツハイマー病を示す病理所見が見られた、というのです。

1970年代になると、神話化されていた動脈石灰化説も、全面的に否定されるようになります。

カナダの臨床神経科学者V.C.ハッチンスキーは「老年者の知的退行に対し“脳動脈石灰化”の概念を適用するのは、恐らく医学における最も一般的な誤りであろう」と結論付けました。

このようにしてアルツハイマー病は、それまで老年痴呆といわれていた高齢者の知的退行の原因の中で最も多い病気として位置付けられるようになったのです。

しかも、先進国を中心にした急速な平均寿命の延びが、アルツハイマー病を、世界的に対策が迫られている世紀の病へと押し上げてきているのです。


harutoshura at 18:23│Comments(0)アルツハイマー 

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