近時記憶お墓参り

2018年08月12日

陳述記憶と非陳述記憶

記憶を別の観点から見ると、イメージや言語として意識的に想起できる陳述記憶と、意識的には想起されない非陳述記憶に大別できるそうです。

陳述記憶はさらにエピソード記憶と意味記憶に分類されます。

エピソード記憶は、昨日の夕食をどこで誰と何を食べた、というような個人が経験した出来事に関する記憶です。

出来事の経験そのものだけでなく、それを経験した際の時間や空間的な文脈や、自分の身体的・心理的状態など、いろんな付随情報を合わせて記憶されていることが特徴です。

意味記憶は、いわゆる知識に当たります。たとえば、「みかん」が意味する、大きさ、色、形、味、果物の一種としての位置づけ、といった知識に関する記憶のこと。

ふつう同じような経験の繰り返しによって形成され、その情報をいつ、どこで得たかは忘れ、内容だけが記憶されたものと考えられます。

非陳述記憶は、意識のうえに内容を想起できず、言語などを介してその内容を陳述できない記憶をいいます。

この中には、食器洗いをしたり、自転車に乗ったりといった、「体で覚える記憶」である手続き記憶などが含まれます。

これらの中で、アルツハイマー型認知症で早くから障害を受けるのは、エピソード記憶とされています。

確かにねえちゃを見ていても、知識(意味記憶)や「体で覚える記憶」(手続き記憶)は、まだまだ大丈夫かなという気がしています。


harutoshura at 13:56│Comments(0)アルツハイマー考 

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