2018年07月24日
夕暮れ症候群
午後8時ごろ、ねえちゃに電話してみると「ここにいていいの? 帰らなくていいの?」と、いつものように繰り返します。
夕方になると「いつまでもここにいていいのかしら?」と落ち着かなくなったり、「家に帰らせていただきます」と徘徊をはじめたり、というケースは認知症によく見られ、「夕暮れ症候群」とも呼ばれているそうです。
認知症になると、いまいる場所がどこで、なぜここにいるのか分からず不安で、ストレスを抱えるようになります。そうした不安感が、日が暮れて辺りが暗くなるとなおさらつのる。しかも夕方は食事の準備などで何かとあわただしくなる時間帯。本人も「何かしなくては」と落ち着かない気持ちに拍車がかかる。こうしたことが、夕暮れ症候群の原因として考えられるとか。
夕暮れ症候群は、何かに夢中になっていると起こらないそうです。ねえちゃのケースが、夕暮れ症候群という部類に入るかどうかはわかりませんが、確かに、頭の体操をしたり、テレビに夢中になったりしているときには、こんなことを言い出すことはありません。不安は、ひとりになって寝ようかなという時になると決まって訪れてきます。
harutoshura at 22:44│Comments(0)│アルツハイマー考