2018年06月30日
「家」
きょうの午後8時ごろ、ねえちゃに電話をすると「ここに居ていいの。おばあさんの家だと思っていればいいの?」と繰り返していました。
つい「施設」と言ってしまいますが考えてみれば、グループホームは、老人ホームのような福祉施設というよりも、共同生活する「家」とみなすほうが適切なのでしょう。
グループホームとはもともと障害者解放運動、ノーマライゼーションの一環で、隔離施設から解放する脱施設への動きの中で生まれた言葉だとか。施設とは逆の発想によっているわけです。
認知症高齢者グループホームは、介護保険上においても住宅とみなされ、そこで提供されのは在宅サービスの扱いになっています。
実際、ねえちゃのグループホームは「隔離」どころか、自宅よりずっと街の中心に近いところにあります。病気の進行が少しでも遅くなるようにみんなと暮らす、まさに「家」なのです。
harutoshura at 20:44│Comments(0)│ねえちゃの近況