当面変化しない見込みカギ

2018年06月24日

保険適用外に

認知症の治療には、現在、4種類の薬が使われています。日本の商品名でいうと、アリセプト、レミニール、リバスタッチ、メマリーです。ねんちゃもこのうち、アリセプトとメマリーを毎日飲んでいます。

フランスでは、これら4種類の薬が医療保険の適用対象から外されることが決まりました。これまで薬剤費の15%が保険で支払われていたのが、8月から全額が自己負担になるそうです。

4種類の抗認知症薬は、病気の症状が進むのを抑える可能性はあるものの、病気自体をくい止めることはできません。副作用の割に効果が高くなく、薬の有用性が不十分、とフランス当局は判断したようです。

保険適用の対象から外される動きはないものの、日本でも、効果の限界を指摘する専門家の声は少なくないようです。

けれど、化学療法的な対処法がまったくなかった一昔前からすれば、何らかの薬が使えるというのは患者にとっては大きな希望です。

ねえちゃにとっても、毎日薬を飲んでから寝るのは、生活のリズムを刻み、気持ちを安定させるための欠かせない習慣になってきているように思われます。


harutoshura at 13:52│Comments(0)アルツハイマー考 

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