ねえちゃにとって、家族以外と暮らすのは、65年前に高校へ通うために下宿生活をしたとき以来です。

グループホームへ入るのは、あの下宿生活のときのようなものと、ねえちゃはなんとなく理解しようとしているようですが、それ以上に具体化するすべがなくて不安でしょうがないようです。

いまの家に住んで30年ほど。料理も、整理整頓も出来なくなって、最近ではトイレにも支障が出てききて一人暮らしが困難になっても、やはり住み慣れた家を離れることには心理的にも、相当な抵抗があるようです。

「できるところから、もっていくものをまとめていったら」と言っても、きょうも途方にくれたまんま。前に進んではいきません。