地区の総会開催のお知らせの紙の裏側に、「振込み先 ミヅホ 銀行……カイヤクは 途中カイ約で発せいした」などと、ねえちゃがこのあいだ、電話で受けたと見られるメモが赤鉛筆で書かれていました。

裏にこんなメモを書いた書類を町内会に出すわけにはいきません。「これ電話を受けてこれ書いたの?」とねえちゃに聞いても、何が何だか分からず、そんなの書いてないといい張ります。

でも、他に書いた人がいたとは考えられませんし、筆跡もねえちゃのに似ています。そこで、同じ文を読み上げて、ねえちゃに書いてもらうと、メモとそっくり。

残念ながら、内容はもちろん、書いたかどうかだけでなく自分の「字」かどうかということに対する認識も、できなくなっているのです。