2018年09月

2018年09月30日

お昼寝

睡眠をしているときも脳のなかでは、必要な栄養素を取り込んだり、不要となった記憶を整理するなど、いろんな活動が行われています。

老廃物の排出もその一つです。アルツハイマー病の原因物質と考えられている「βアミロイド」という老廃物の回収や排出も睡眠時に行われているのです。だから、睡眠不足で脳脊髄液の循環機能が低下すると、βアミロイドが増えて蓄積しやすくなると推定されます。

こうしたこともあって、適度なお昼寝はアルツハイマー病にも効果的なようです。昼寝の習慣はアルツハイマー病の発症リスクを5分の1に下げるという研究報告もあるそうです。

ただし昼寝の時間は30分以内がよく、それ以上になると逆効果になることもあるそうなので注意が必要です。明るい部屋で、ソファや椅子に腰かけ、うたた寝するくらいがちょうど良いのだとか。

きょう午後2時ころ、ねえちゃから電話がありました。「いま、お昼寝から目が覚めたの」といいます。昼食後にしばしウトウト。ちょうどこれくらいがベストなのかもしれません。


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2018年09月29日

台風24号

台風24号がいよいよ接近してきました。気象台によると30日夜から1日未明にかけて長野県内に接近し、通過する見通し。南から北上する前線の活動も活発で、29日午後から大雨になるようです。

30日夜から1日未明にかけて暴風となるところもあり、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。台風が来る前にと、急きょ、リンゴの収穫をしてしまった農家もあるとか。

午後8時ごろ、ねえちゃから電話があったので「台風が近づいてるけど、雨はどう?」と聞くと、「台風? 降ってるのかどうか、中にずっと居るからわからない」といいます。

むかしから、台風が近づいてくるとなぜか、頭が痛くなったり体調が変化を兆すことがあったねえちゃですが、きょうは特段変わったところもなく、落ち着いていました。


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2018年09月28日

介護支援ボランティアポイント制度

信濃毎日新聞によると、長野市が、介護施設などでのボランティア活動で、換金などが可能なポイントを得られる「介護支援ボランティアポイント制度」の検討をはじめたそうです。

ポイントの対象になるのは、介護施設での話し相手や利用者との散歩などが想定されているようですが、登録できる年齢、ポイントと交換できるものなど、今後つめていくそうです。

県内ですでに実施している御代田町では、介護施設で利用者の話し相手になる活動などをすると1時間に1ポイント(100円分)が得られ、年間上限5000円を換金できるようになっているとか。

ねえちゃのところでも、いろんな形でボランティアのかたたちのお世話になっているようですが、ポイント制度が励みになってボランティア活動がよりアクティブになっていけばいいな、と思います。



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2018年09月27日

薮原

死者58人、行方不明5人を出した2014年の御嶽山噴火災害からきょうでちょうど4年となりました。麓の木曽郡王滝村では、犠牲者追悼式が営まれ、噴火した午前11時52分に黙祷がささげられたそうです。

夜、いつものように電話が来たねえちゃに「御嶽でたくさんの人が亡くなって、もう4年経ったんだよ。木曽というと、他人事とは思えないでしょ」と言うと、「そうだよね。薮原に住んでいたんだもの」といいます。

薮原は御嶽の東側にある木祖村の中心集落。昔は「やごはら」とも呼ばれ、北麓の奈良井とともに中山道の峠越えの宿場町でした。木曾谷の伝統産業「お六櫛」生産の中心地。全国の7割を占めるという画枠の生産でも知られています。

ねえちゃにとって薮原は、営林局に勤めていた連れ合いと「恋愛結婚」をして間もなく赴任して、新婚生活をおくった、若いときの甘い思い出がたっぷり残っているはずの地なのです。


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2018年09月26日

世界アルツハイマー月間

いまから95年前の1923年(大正12)年9月1日に関東大震災が発生しました。これを機に、9月は防災月間とされています。

と同時に9月は、世界アルツハイマー月間でもあります。アルツハイマー病や認知症に関する講演会や、チラシ配布などの広報活動が各地で集中的に行われているのです。

1994年9月21日に、スコットランドのエジンバラで、第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開かれました。

この際に、アルツハイマー病に関する認識を高め、世界の患者や家族に援助と希望をもたらすことを目的に、国際アルツハイマー病協会(ADI)が世界保健機関(WHO)と共同で、会議初日のこの日を世界アルツハイマーデーとし、9月を世界アルツハイマー月間と定めました。

アルツハイマー月間は今年、ちょうど25回目の節目。世界中のみんなでアルツハイマーを考えるようになって25年が経ったわけです。四半世紀前、ねえちゃはまさか自分がアルツハイマー病になるなんて思ってもみなかったことでしょう。


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2018年09月25日

満月

信濃毎日新聞によれば、きのうの中秋の名月、松本市の松本城公園からもきれいに眺めることができたようです。

写真愛好家らが集まるなか、月はときおり雲に隠れながら高度を上げて、午後7時前には天守のしゃちほこと重なったのだとか。

きょうの午後8時半ごろ、食堂でテレビを見たあと部屋へ戻って来たねえちゃから電話がありました。

「きょうは満月のはずだけど、見えた?」と聞くと、「ん~ん」。長野は、小雨がぱらつくあいにくの天気だったようです。


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2018年09月24日

中秋

きょうは午後7時15分ごろ、ねえちゃから電話がありました。

「きょうは、えらい早いじゃん。もう寝るの?」と聞くと、「みんな食堂から引き上げて、おばあさんだけになったので戻って来た」といいます。

「みんな、部屋から中秋の名月を眺めているんじゃない?」「え~。カレンダーが祝日になってるので何かと思ったら、お彼岸なんだ」。

昼の長さと夜の長さが同じ。これからは夜のほうが長くなって、ぐっと秋らしくなっていきます。暑かった夏、ねえちゃは熱中症や風邪に罹ることもなく、無事、秋へと入っていけそうです。


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2018年09月23日

徘徊防止鍵

外出先から午後9時少し前、ねえちゃのところへ「何か心配なことはない?」と電話をしてみると、「ああ良かった。鍵が無いけれどどうしようかと思っていたところだった……」といいます。

グループホームのリビングから戻って部屋で一人になって、寝ようかなと思ったとき、ふと「そういえば鍵がない」と思い立ったら、居ても立ってもいられなくなったようです。

「ホームでは、みんな、鍵など貴重品は持つことができず、家族が預かることになっているの」と説明すると、ほっとした様子で「おやすみ」と寝ついたようです。

鍵といえば最近は、夜間に徘徊し困る老人らのために、玄関ドアに内側から鍵をかければ、開けようとしても取っ手がガチャガチャ空回りしてドアが開かない、徘徊防止鍵なるものも普及しているとか。

グループホームでは、こういう鍵の必要はないのですが、いろんな意味で「認知症と鍵」には深い因縁がありそうです。


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2018年09月22日

勝ち越し

午後7時半ごろ、きょうもねえちゃからいつもの電話がありました。

いつものように夕食を終えて、みんなとテレビを見ながらおしゃべりをして、部屋へ戻って来たところなのだそうです。

「お相撲、観た? 御嶽海、勝ち越したね! みんなと御嶽海や稀勢の里のことが話題になったんじゃないの?」

木曽郡上松町出身の御嶽海は、大関の高安を突き落としで破って8勝6敗とし、勝ち越しを決めたのです。

「うん。そういえば相撲をテレビで観ながら、なんかそんなようなことでワイワイ言ってた記憶はある」

「来場所、大関昇進というのは難しくなったけど、今場所もがんばったよね」というと、「そうだね!」。


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2018年09月21日

10ヵ条

「認知症の人と家族の会」という公益社団法人が出している「認知症」の人のために家族が出来る10ヵ条というのがあります。

①見逃すな「あれ、何かおかしい?」は、大事なサイン
②早めに受診を。治る認知症もある。
③知は力。認知症の正しい知識を身につけよう。
④介護保険など、サービスを積極的に利用しよう。
⑤サービスの質を見分ける目を持とう。
⑥経験者は知恵の宝庫。いつでも気軽に相談を。
⑦今できることを知り、それを大切に。
⑧恥じず、隠さず、ネットワークを広げよう。
⑨自分も大切に、介護以外の時間を持とう。
⑩往年のその人らしい日々を。

なかなか要所を突いているな、と思いました。この中で特に、

⑦は、認知症になっても、その人の人生が否定されるわけではありません。やがて来る人生の幕引きも考えながら、その人らしい生活を続けられるよう、家族で話し合いましょう。

⑩は、知的機能が低下し、進行していくのが多くの認知症です。しかし、すべてが失われたわけではありません。失われた能力の回復を求めるより、残された能力を大切にしましょう。

とのことです。⑦と⑩は密接に結びついていて、ねえちゃのこれからを考えるうえでも、心しておく必要がありそうです。


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2018年09月20日

一からやり直し

大関への期待がかかっていた御嶽海はきょう、稀勢の里に寄り切りで敗れ、中日からの5連敗。6勝6敗となりました。

残念ながら、雷電以来208年ぶりの長野県出身大関の夢は「一からやり直し」ということになってしまいました。

御嶽海のことをどのくらい覚えているか分かりませんが、夜8時半ごろ、少し心配そうな声でねえちゃからいつもの電話がありました。

「いままでみんなとテレビを見ていて、いま部屋へ戻って来たんだけど、おばあさん、ここにいていいの?」

「だれかにいちゃダメだと言われたの?」「そんなことない」。「何か嫌なことでもあったの?」「何もない」。「どこか行きたいとこあるの?」「ないよ」。

「それなら、大船に乗ったつもりでのんびりしていりゃいいじゃん」というと、ホッとした声になって「じゃあ、そうする。おやすみ」。


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2018年09月19日

タクシー

認知症の疑いがある高齢者による交通事故は後を絶ちません。運転免許証を自主返納しても、それを忘れて無免許運転で事故を起こす、といったこともあるとか。

ねえちゃは、運転免許を持っていないので、車の運転はできません。でも、車に乗るのはけっこう好きなようです。

車が好きというより、車の中でおしゃべりするのが好き、と言ったほうがいいかもしれません。

とくにタクシーに乗ると、運転手さんとあれこれずっと話を続けています。ふつうの車に乗っけてもらったときでも、タクシーだと思い込んで、運転手さんだと勘違いして話し込んだりすることもあります。

グループホームで、ときおり買い物などに連れて行ってもらうときの「車中」もまた、楽しみのようです。


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2018年09月18日

杞憂

親戚や知人ら施設で過ごしている人たちの話を聞くと、みんなでカラオケをしたり、同好者で俳句の集まりをしたりして、人生を楽しんでいるようです。

家にいたとき、「みんなと暮らすようになったら、カラオケとかもできるんだよ」とねえちゃに話してみると、心配そうな表情をして「おばあさん、カラオケなんてやったことないもん」と言っていました。

長年、連れ合いと2人で、生真面目に生きてきたねえちゃにとって、新しい環境でみんなと仲良くやっていけるだろうか、というのが、ねえちゃのいちばんの心配の種でした。

でも、いざグループホームに慣れてきた最近は、他の入居者の人たちとカラオケをやったり、ボランティアの人たちと唱歌や童謡を歌ったりと、けっこう積極的に楽しんでいるようです。

午後8時半ごろ、きょうも「困ったこと、何もない。おやすみ」と落ち着いた声で電話がありました。ねえちゃが家に居たときくよくよ悩んでいたことは、杞憂に終わったようです。


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2018年09月17日

敬老の日

きょうは、敬老の日。国民の祝日に関する法律の規定によると「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日ということになっています。

ねえちゃは昨年までずっと自宅で敬老の日を迎えていましたが、今年は初めて家の外、グループホームで迎えることになりました。

午後9時少し前、きょうもねえちゃから電話がかかって来たので、「きょうは敬老の日だね。ホームでお祝いとか何かあったの?」と聞くと――

「敬老の日。あ~、そうなんだ。何かあったのかもしれないけど、忘れちゃった!」。

「何か困ったことない?」と聞くと、「何にもない。アタマがおかしいだけ」とのんびりした口調で答えました。

少なくとも去年よりもずっと、落ち着いた気持ちで敬老の日を迎えることができたことは、確かなようです。


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2018年09月16日

いつもの3人

日曜日のきょうは、午後8時前後の2回、ねえちゃから電話がありました。

グループホームで特に親しくしている人がいるようで、「いつもの3人」で、食事の後ペチャクチャ話してから「そろそろ寝ようか」と部屋に戻ってきたのだそうです。

「おやすみ」と穏やかに言って、寝入ったかと思うと、すぐにまた電話があって「おばあさん、ここに居ていいの?」といつものセリフです。

一人になってウトウトしたところからふともとへ戻ると、「何だかわからなくなっちゃって」の状態にリセットされてしまうようです。

それでも、特に興奮することはなく、「悪いことしなければ置いてもらえるんだね」と、じきに再び眠りにしのび込むことができた模様です。


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2018年09月15日

季節の移ろい

夏には1日に5~6回かけてくることも珍しくなかったねえちゃの電話ですが、秋らしくなってきた昨今は、毎日午後8時半前後に1回ずつと安定してきました。

「いま部屋へ戻ってきたの。これから寝る」と、声も落ち着いています。困ったことも無いといいます。

グループホームからの生活記録にも、不満や興奮をすることなく常に穏やかに対応してくれる、とあります。

猛暑の夏もようやく過ぎ去って、長野市も朝夜は肌寒くなって来ました。ねえちゃも頭は定かでなくとも、季節の移ろいをちゃんと体感しているのでしょう。




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2018年09月14日

ユマニチュード

認知症について考える、ということは、人とは何かということについて考えることにつながります。

フランスには、40年近く実践されてきた「ユマニチュード」という認知症ケアメソッドがあるそうです。ユマニチュードというのは「人間らしさを取り戻す」という意味のフランス語の造語だそうです。

重要なのは、人は、そこにいっしょにいる誰かに「あなたは人間ですよ」と認められることで人として存在できる、という考えに基づいてケアにあたること。

そして、介護をする人も受ける人も自由で平等だと考えれば、互いを尊重する気持ちが生まれ、両者の間によりよい関係が生まれる、ということになります。

ユマニチュードの「4つの柱」は、「見る」「話す」「触れる」「立つ」という、私たちがふだん大切な人に無意識にしている行動だといいます。


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2018年09月13日

誕生祝

グループホームで毎月ていねいに記してくれている「生活記録」の8月分が届きました。

8月はねえちゃの誕生月でした。ホームのみんなでお祝いをしてもらって、「涙目で喜」んでいたそうです。

ロウソクを消してみんなにお礼を言ってケーキを食べ、お祝いを言われると「めでたくもないけれど……」といいながら笑顔。

「いくつになりましたか?」と聞かれると、「いくつになったんだろう……おかげさまで」と、忘れてしまっていたとか。


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2018年09月12日

いえ

2週間ぶりに、ねえちゃのグループホームを訪れました。

いつも通りの笑顔で居ました。携帯で、久しぶりに実姉のところへ電話をして喜んでいました。

「困ったことない?」と聞くと「アタマ」。「ここに居ていいの?」と言うので、「出てけと言われたの?」と聞き返してみると、

「ん~ん!」と頭を横にふります。「じゃあ、ずっと居させてもらえばいいじゃん」。

「悪いことしないようにすれば、ずっと居させてもらえるんだよねぇ!」。

最近は、自宅で一人で暮らすなんてとてもできない、と拒絶するようになってきました。

グループホームが、いちばんやすらげる、ねえちゃの「いえ」になりつつあります。


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2018年09月11日

経験

認知症の人を介護したり身近に接したりした人は、そうでない人に比べて認知症に対する理解が深く予防にも積極的である、というリポートを日本医師会総合政策研究機構(日医総研)が出したそうです。

介護などの経験のある人は、「治療で症状の進行を抑えたり、改善したりできる」「家族や周囲の理解、支えがあれば、暮らしてきた地域で暮らすことができる」といった回答が、経験のない人より多く、認知症への対処方法を理解していることがうかがえた。

予防のために心がけていることの問いでも、「人との付き合いを大事にする」「いろいろなことに興味、関心を持つ」など、いずれの項目でも、経験ありの人の回答割合が、ない人を上回っていたとか。

「経験がものをいう」ということが、認知症の介護にも当てはまるということでしょうか。


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2018年09月10日

2連勝

午後8時40分ごろ「いままでみんなとテレビを観ていて、部屋に戻って来たとこ」と、ねえちゃからきょうも電話がありました。

「大相撲みた? 2連勝、すごいじゃん」と言うと、なんだか要領を得ない返事です。

「御嶽海!」と念を押すと、「ああ、昇進がかかってるんだよね」といいます。

テレビで大相撲中継を注意して観ているわけではないけれど、グループホームのみんなと話していると、なんかすごいことが起こるかもしれない、ということはねえちゃの頭のどこかにあるようです。

「江戸時代の雷電以来200年くらい信州から出なかった大関に、あと9勝すればなれるんだよ」。

「へえ、それじゃ、応援しなきゃだめだね。明日から応援する。おやすみ」。


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2018年09月09日

白星スタート

きょうは大相撲秋場所の初日。先場所優勝した、長野県期待の御嶽海(上松町出身)は、難敵、正代を押し出しで破り、見事、白星スタートを飾りました。

今場所もしも「11勝以上」の成績を残せば、長野県出身では江戸時代の雷電以来223年ぶりという大関昇進の可能性も高まってきます。

御嶽海自身はインタヴューで「まずは勝ち越し、そして2桁勝利。前に出るだけ」と、なかなかに、落ち着いているようです。

ねえちゃも、みんなとテレビで御嶽海の応援をしたはずですが、午後8時ごろかかってきた電話の様子では、御嶽海の名前は知っていても、それ以上の関心は持てずにいるようです。

それでも、これから2週間、グループホームでいろいろ話題になればきっと、関心の持ちようも変化を見せていくことでしょう。


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2018年09月08日

同じこと

同じことを何度も繰り返して聞く。というのは、いまに始まったことではありませんが、最近ねえちゃは、同じことを聞く間隔がどんどん短くなってきているように思われます。

電話で話していても、たとえば「ところで、ここに居るお金だいじょうぶなの?」といった質問に対して答えても、すぐに「ところで……」と、同じことを聞き直してきます。

自分が聞いたことも私が答えたことも頭にまったく入っていっていないのです。

認知症の教科書を見ると、「認知症の人のもの忘れに対しては、介護者がそのもの忘れを責めるようなことがあってはならない」と書いてありました。

認知症の人は、体験全体のもの忘れが起こるため「また同じことを聞いている」という認識がなく、同じことを尋ねても初めて聞きに来たという感覚でいる。

だから、もの忘れを責めると、聞いているだけなのに介護者から責められているという感じになってしまう、というのです。

同じことを聞かれても、同じように根気よく対応していくことが大事、と頭では分かっていても、つい「さっき言ったでしょ」と言ってしまいます。


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2018年09月07日

3.11日

東日本大震災後の2012年に、被災者の事例をもとに作られた「避難所での認知症の人と家族支援ガイド」という冊子があります。

それによると、認知症は「人や急激な環境の変化についていけない病気」であり、介護家族とともに避難所の隅の方に居られるようにしたり、パーテーションなどで仕切って安心できる空間を作ったりする“環境づくり”が大切だとされています。

東日本大震災のとき、認知症のかたが避難所生活の限界を感じたのは平均で「3.11日」だったとか。

とくに排せつの問題は避難初日から問題になり、避難所にいることを困難にさせたそうです。また、3日目までに不穏、徘徊なども起こり、長期化が家族の大きな負担となっていきました。

ガイドの最後には「先は見えないのではありません。1週間以内に必ず助けが入ります」とありました。北海道胆振東部地震も、避難所生活の限界の「3.11日」に近づいてきています。



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2018年09月06日

北海道の地震

夜8時と8時40分ごろ、ねえちゃから電話があって、いずれも「北海道、たいへんなことになっちゃったね」という話になりました。

グループホームのみんなとテレビを観て、北海道で大きな地震が起きて被害者がたくさん出ているということは、ねえちゃも理解しているようです。

「もしも長野で大地震が起きたらどうする?」と聞くと、「ひとりだと不安だったけど、いまはみんないるから大丈夫」といいます。

ねえちゃのグループホームは川のそばにあるので洪水は少し心配ですが、小学校や中学校など公共建築物が近くにたくさんあって避難所には不自由なさそうです。

「万が一のときには、スタッフの人たちの言うとおりにするんだよ!」というと、「うん、そうする」と、元気に応じていました。


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2018年09月05日

学研

学研ホールディングスが、介護大手の「メディカル・ケア・サービス」を買収するとのことで、きょう会見を開いたそうです。

「教育」と「医療福祉」を“2大エンジン”にして、0歳児から100歳を超える高齢者までをカバーする「地域包括ケア」の実現を掲げるのだそうです。

メディカル社は、国内で269棟の認知症グループホームを持ち、居室数では5156室で国内首位に立つのだとか。これまでサービス付き高齢者住宅がメインだった学研にとっては、買収により、手薄だった認知症ケアのノウハウを手にすることができます。

買収で学研の高齢者住宅は、居室数は現在の2倍強の1万1883室に拡大。学研とメディカル共同で、認知症の予防から緩和までに対応するケアシステムを確立し、海外への展開も視野に入れているようです。

学習参考書や模擬試験など、子どものときの勉強でずいぶん利用させてもらった学研ですが、年を取ってから認知症でもう一度お世話になる、ということになるのかもしれません。


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2018年09月04日

「眠れなくって」

きのうの夜10時半ごろ、めずらしく「眠れなくって」と、ねえちゃから電話がかかって来ました。

認知症になると、日中でも、うとうと寝たりする時間が増えて、「昼夜逆転」になるケースも少なくないようです。

ねえちゃも、家にいるときには、昼間寝すぎて夜中、幽霊のように家中をうろつく、といったことがときおりありました。

が、グループホームへ入って昼間にいろいろやることができて、午後9時くらいになるとぐっすり眠れるようになっていたのですが、たまにはこういう日もあるようです。

きょうは、午後8時ころ電話がありました。「きのう、あれから眠れた」というと「うん!」と、きのうのことなんかすっかり忘れて、元気そうでした。


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2018年09月03日

アルツハイマー村

フランスの南西部に位置するダクスというところで、認知症高齢者に向けた「アルツハイマー村」という居住空間の建設がはじまったそうです。

4つの住宅によって構成される小区画が4つあって、それぞれの区画は自然豊かな小道でつながり、「村」の中心部には、商店、美容院、図書館などの共有施設も設けられているそうです。

フランスの一般的な街の構造を模したもので、入居者は「村」のなかを自由に、安全に、歩き回ることができ、以前と変わらない日常生活をおくることができるのだとか。

将来的には、ねえちゃが住んでいるグループホームのような集団生活的な介護は、「アルツハイマー村」のような認知症高齢者による地域社会づくりへと進化していくのでしょうか。


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2018年09月02日

日曜早朝電話

このごろ日曜日の朝は、決まって、ねえちゃの電話で起こされるというのが習慣になって来ました。

ほぼ毎夜、ねえちゃから電話があります。が、日曜日には、それに加えて早朝にもかかってきます。

きょうも、朝食の前後と考えられる朝6時ごろと、7時40分ごろの2回かかって来ました。

朝6時のほうは「さっき起きた」、7時40分のときは「朝食の片付けの手伝いをして戻って来た」といいます。

日曜日だからと意識してかけているようではありません。「どうかしたの?」と聞いても、何か用事があるというわけでもなさそうで、自然体で落ち着いています。

日曜日だからといって、特に、平日と違う出来事や行事があるというわけでもないようなのですが。不思議です。



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2018年09月01日

外部評価

認知症高齢者グループホームに関しても、2年ごとに「外部評価」というのが行われるのだそうです。

外部評価の書面調査の一つに、利用者家族へのアンケート調査というのがあって、その用紙が送られて来ました。

「職員は、ご家族の困っていること、不安、求めていること等の話をよく聞いていますか」といった質問が十いくつ並んでいます。

きょうも午後9時ごろ、ねえちゃから電話がかかって来ました。

「困っていることとかない?」と聞くと、本人はいつものように「なんにもない」と満足そうです。


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