2018年06月
2018年06月30日
「家」
きょうの午後8時ごろ、ねえちゃに電話をすると「ここに居ていいの。おばあさんの家だと思っていればいいの?」と繰り返していました。
つい「施設」と言ってしまいますが考えてみれば、グループホームは、老人ホームのような福祉施設というよりも、共同生活する「家」とみなすほうが適切なのでしょう。
グループホームとはもともと障害者解放運動、ノーマライゼーションの一環で、隔離施設から解放する脱施設への動きの中で生まれた言葉だとか。施設とは逆の発想によっているわけです。
認知症高齢者グループホームは、介護保険上においても住宅とみなされ、そこで提供されのは在宅サービスの扱いになっています。
実際、ねえちゃのグループホームは「隔離」どころか、自宅よりずっと街の中心に近いところにあります。病気の進行が少しでも遅くなるようにみんなと暮らす、まさに「家」なのです。
2018年06月29日
カラオケ大会
ねえちゃは、人前で何かをしたり、行事で何かやったりといったことに極度に臆病で、引っ込み思案なところがありました。
特に、みんなの前で歌を歌うなんてことは、考えられないこと。「施設へ入ったら、カラオケとかやらなきゃいけないのだろうか」と常々、心配していました。
でも、実際、グループホームへ入ってみると、行事に参加することを特に拒むようなことはないようです。
生活記録には、5月20日にホームのみんなとカラオケ大会に参加したとありました。積極的なところまではいかなかったのでしょうが、それなりに楽しむことはできたようです。
ホームへ入って、こうしたちょっとしたチャレンジが出来るようになったのも、ねえちゃの人生にとって大きな意味があると思われます。
2018年06月28日
2018年06月27日
保険制度の見直し
長野県後期高齢者医療広域連合から、ねえちゃのところに「大切なお知らせ」なるものが送られてきました。後期高齢者医療保険制度の見直しを行いました、という内容です。
要は、今年8月から、所得の高い高齢者に対して、①医療保険の高額療養費自己負担限度額②介護保険の自己負担割合の引き上げが行われるという、あれです。
ところが、このお知らせ、70歳以上の高齢者が1.3倍、国民医療費1.3倍になり国民医療費の総額は61.8兆円になる一方、医療費の財源がどうのこうのと前口上が並んだうえに、わけのわからない解説がなされているだけです。
言い訳はどうでもよく、国が決めたことなのだから、これからどうなるのかを高齢者でも分かるように工夫をして説明してくれることが肝心なのですが。分かってないよな、と思いました。
2018年06月26日
2018年06月25日
カギ
ねえちゃの家のカギには、かなり大きな音のする鈴と、携帯電話を買ったときにもらったドコモダケが付いています。
外出するときも、家に居るときも、その鈴がリリン、リリンと鳴るので、カギを持っていることが分かりました。また、その音で、ねえちゃが帰ってきたことがわかりました。
グループホームのなかでは、家のカギを本人が所持していることはできないので、私が預かって管理しています。
ときどき「カギ、どうしちゃったんだろう」と不安になって、私に聞いてくることがあります。
「無くしちゃいけない大事なもの」という思いが頭の中からときおり浮き上がってきて、ちょっぴりトラブッてしまうのでしょう。
でも逆に、カギやお金がどこにあるのかといったことを気にかけずにすむので、平穏な心持ちで日々過ごすことができるようになったということもいえます。
2018年06月24日
保険適用外に
認知症の治療には、現在、4種類の薬が使われています。日本の商品名でいうと、アリセプト、レミニール、リバスタッチ、メマリーです。ねんちゃもこのうち、アリセプトとメマリーを毎日飲んでいます。
フランスでは、これら4種類の薬が医療保険の適用対象から外されることが決まりました。これまで薬剤費の15%が保険で支払われていたのが、8月から全額が自己負担になるそうです。
4種類の抗認知症薬は、病気の症状が進むのを抑える可能性はあるものの、病気自体をくい止めることはできません。副作用の割に効果が高くなく、薬の有用性が不十分、とフランス当局は判断したようです。
保険適用の対象から外される動きはないものの、日本でも、効果の限界を指摘する専門家の声は少なくないようです。
けれど、化学療法的な対処法がまったくなかった一昔前からすれば、何らかの薬が使えるというのは患者にとっては大きな希望です。
ねえちゃにとっても、毎日薬を飲んでから寝るのは、生活のリズムを刻み、気持ちを安定させるための欠かせない習慣になってきているように思われます。
2018年06月23日
当面変化しない見込み
先日郵送されてきたねえちゃの新しい「介護保険被保険者証」(要介護1)の認定の有効期限は「平成30年7月1日から平成32年6月30日まで」となっています。
認定審査会の意見の欄には「要介護状態が当面変化しないと見込まれるため」と記されています。
また、1か月あたりの区分支給限度基準額の欄には、16,692単位とあります。
要介護状態区分別に決められている、介護保険から給付される上限額のことで、1単位あたり10円で計算するそうなので166,920円ということになります。
「これで、グループホームであと2年は介護を受けられる目途がたったね」とねえちゃに言うと、「あと2年はここに居られるんだね」とねえちゃは嬉しそうに応えていました。
2018年06月22日
2018年06月21日
超音波
超音波を使って認知症の進行を遅らせることを目指す、医師主導の臨床試験(治験)が、月内にも東北大学ではじまるそうです。
ふつう人が聞くことのできる周波数は20ヘルツから20キロヘルツといわれています。人の聞こえない1メガヘルツ程度の高い周波数による超音波が、関節や筋肉痛、がん、心臓疾患などの治療に用いられています。
それを認知症にて適用しようという今回の治験は、患者の頭部に超音波を当てて、脳の障害の原因となるたんぱく質がたまりにくくなるようにするのがねらい。
軽度のアルツハイマー型認知症患者らを対象に、40人規模で1年半かけて効き目を確かめる予定、ということのようです。
軽度のアルツハイマー型認知症患者らを対象に、40人規模で1年半かけて効き目を確かめる予定、ということのようです。
専用のヘッドホンのような器具を開発し、患者の側頭部から左右交互に超音波をあてるとか。用いる超音波は、がん治療などで使われる出力より弱くするそうです。
2018年06月20日
介護認定審査会
介護保険の認定審査は、ねえちゃの場合、居住している長野市ではなく、長野広域連合という組織の介護認定審査会で行われています。
この広域連合は、長野市、須坂市、千曲市、上高井郡、上水内郡、埴科郡から構成されている全国有数の規模をもつそうで、介護認定審査会は、医療、保健、福祉関係の専門家180人からなり、5人で一組の合議体により運営しています。
合議体は36あって、1合議体あたり一カ月に2回から3回の会合が開かれ、1回あたり40件ほどの審査判定をしているとか。審査件数はきっと、今後ますます増えていくんでしょうね。
認定調査方法や内容の均質化を図るため、認定審査委員の研修会や市町村とのネットワークづくりも進めているそうです。
2018年06月19日
2018年06月18日
新保険証
きょう、長野市の介護保険課に要介護申請について聞いてみると、要介護1の更新が認められ、新しい保険証は発送したとのことでした。
要介護1は「立ち上がる時や歩行などにおいて不安定感があるため、排泄及び入浴などで転倒防止を配慮するとともに、精神面で物忘れ、思考や感情的な障害が認められる部分を有し、適切な理解力の欠如など見られる者」とされています。
端から見ていても、ねえちゃはいまのところ、ちょうどこんな段階でいてくれているのかな、という気がしています。
「困っていることは」と聞くと、ねえちゃは決まって「アタマ」と答えます。そんな「アタマ」を、それなりに受け入れながら、グループホームのみんなと穏やかに暮らしていってくれればなと思います。
2018年06月17日
2018年06月16日
認知症不明者
警察庁によると、認知症か、その疑いが原因で行方不明になったという届け出が、2017年は前年より431人多い1万5863人にのぼったそうです。
5年連続で1万人を超え、過去最多を更新したとか。2017年中に警察の捜索活動で発見されたのは1万129人。帰宅したり、家族らが見つけたのは5037人、死亡していたのが確認されたのは470人にも及んだといいます。
発見されるまでの日数は、届け出の受理当日が半数以上の72.7%で、自宅周辺などを徘徊し、遠く離れるところまではいなかったケースが多いようです。
一概に「徘徊」といっても、いろんな場合が考えられます。これからは、そのあたりも詳しく検討していく必要がありそうです。
2018年06月15日
2018年06月14日
2018年06月13日
すごいおみやげ
きょうの午後4時ごろ、ねえちゃの携帯に電話をして「午前中、誰が来たの?」と聞くと――
「え~、誰か来たっけ」。
つづけて、「何か、すごいおみやげもらったんでしょ!」と聞くと、
「え~」といいながら、部屋へ確かめに戻ってみたところ「長野のおばさまへ」と書かれた、なじみの家や郷里の風景などの写真がいっぱい入っているアルバムがあったと驚いています。
午前中に、甥や姪、実姉たち一家が面会に来てくれたはずなのです。
いろいろ重ねて聞いていくと、はっきりとではありませんが、「車のところまで行って」とか「おばあさんもつれて来て」とか、面会のときの記憶の断片が少しずつ呼び覚まされてきたようです。
「だれだれが来てくれて、どんな話をしたか。断片でも一言でもいいから思い出したこと、みんな今日の日記に書いておいたら」というと、ねえちゃは「そうだね。がんばる」と積極的です。
大事な面会の大半は忘れてしまっても、穏やかでうきうきしたねえちゃの口調からすると、きっと、来てくれたみんなと、すごく楽しく、有意義な時間を過ごしたんだろうな、と察せられました。
2018年06月12日
2018年06月11日
粗品のタオル
2週間ぶりに長野の家に行こうと地下鉄で移動していると、午後1時半ころ、グループホームのねえちゃから携帯電話がありました。
特に用事はなさそうですが、半分、お昼寝に入っているのか「これから家へ帰らなきゃ。準備しなくちゃ……」とかなんとか、わけのわからないことを言います。
あしたは私、あさってはねえちゃの実姉の一家が、グループホームを訪ねる予定です。が、自分がどこに居るのかあやふやになり、夢かうつつか、家で迎える準備をしなきゃならないと思ったようです。
2週間ぶりに家の郵便受をあけてみると、いろんなチラシや郵便、ご近所で改修工事が行われることの伴う粗品のタオルなどかなりいっぱい入っていました。新聞は、無し。ようやく配達ストップが徹底されたようです。
2018年06月10日
ラットにエピソード記憶
アルツハイマー病が悪化する最大の原因は、いわゆる「エピソード記憶」の減少だといわれています。
エピソード記憶とは、特定の出来事を起きた順序で思い出せる能力のこと。それがあるからこそ、私たちは過去の経験を頭の中で再生して思い出すことができわけです。
アルツハイマー病の患者が、わけのわからない記憶の断片に振り回されるのは、過去の出来事を順序立てて思い出すことができなくなることによるのです。
エピソード記憶とは、特定の出来事を起きた順序で思い出せる能力のこと。それがあるからこそ、私たちは過去の経験を頭の中で再生して思い出すことができわけです。
アルツハイマー病の患者が、わけのわからない記憶の断片に振り回されるのは、過去の出来事を順序立てて思い出すことができなくなることによるのです。
ニューズウィークによると、米インディアナ大学の研究チームは、ラットに対して異なる匂いを順序通りに覚えるよう訓練し、出来事が起こった順序で記憶する能力があるかどうかを検証しました。
すると、ラットは実験全体の9割近くで正解したのだそうです。こうした結果は、ラットがエピソード記憶を再生できることを示す有力な証拠と見られるのだとか。
さらに、こうした記憶は長続きし、他の記憶の介入による影響を受けにくいことも分かったそうです。
すると、ラットは実験全体の9割近くで正解したのだそうです。こうした結果は、ラットがエピソード記憶を再生できることを示す有力な証拠と見られるのだとか。
さらに、こうした記憶は長続きし、他の記憶の介入による影響を受けにくいことも分かったそうです。
この研究を活用すれば、アルツハイマー病で起きる障害をより正確に動物実験で再現でき、動物で有効だった新薬が人間では効かなかったという失敗も減らすことができることになります。
それにしても、あの小さなラットの頭でもやっていることが、人間の頭でできなくなるというのは、なんともやり切れない思いがしてきます。
それにしても、あの小さなラットの頭でもやっていることが、人間の頭でできなくなるというのは、なんともやり切れない思いがしてきます。
2018年06月09日
認知症予防の日
認知症で最も多いのは、アルツハイマー病です。アルツハイマーというのは、この病気の症例を学会で初めて報告したドイツの神経病理医アロイス・アルツハイマー(1864-1915)にちなんでいます。
このアルツハイマーの誕生日である「6月14日」が、今年から「認知症予防の日」として、認知症予防の大切さをより多くの人に伝えるための記念日になったそうです。
「認知症予防の日」制定を記念してあす10日には、申請していた日本認知症予防学会が主催する記念式典が東京で開かれるとか。
アルツハイマーが「大脳皮質の特異な疾患について」という論文をまとめて第37回南西ドイツ精神科医学会で発表したのは1906年11月のこと。
それから112年。一人の医師が見つけたこの病気は、遠い極東の国でも記念日になるほど、社会的にも、重大な意味を持つようになっているのです。
2018年06月08日
姉が来る
きょうの夕方、ねえちゃの甥から私のところへ電話がありました。来週の水曜日にグループホームへ、ねえちゃの「姉さま」をはじめ4人で見舞いに行くということでした。
「姉さま」は、ねえちゃより11歳年上。昨夏、脳梗塞で入院し、その後は長野県南部の山里でリハビリをつづけています。
「兄弟姉妹で生き残ったのは2人だけになっちゃったんだから」と、ねえちゃは姉にひときわ会いたがっていました。待ちに待った久々の対面が出来ます。
当日は、外出の行事は特に無いようです。来ること忘れないように、来週の水曜日に来ること日記帳に書いておくように電話でいうと、何のことかイマイチ理解できていないようではありましたが「すぐ、日記に書かなきゃね」と、応じていました。
2018年06月07日
改正道交法1年
2017年3月12日施行の改正道交法で、75歳以上が免許更新時などに受ける認知機能検査で「認知症の恐れがある」と判定された場合、医師の診断を受けることが義務になりました。
この改正道路交通法施行から1年余りが経ちましたが、この間に「認知症の恐れがある」と判定された57000人のうち4割が、免許の自主返納などで運転をやめたそうです。
そのうち、認知症の診断を受けて免許取り消しや停止となった人は1892人で、2016年の3倍に及んだそうです。
高齢ドライバーによる事故が問題視されるなか、検査がきっかけで自主的にハンドルを握るのをやめる高齢者が増えているのはいいことだと思います。が、まだまだ十分というにはほど遠い気がします。
2018年06月06日
脳のシミ
歳を重ねると、顔や肌のシミが目立って愕然とさせられることがあります。歳を取ると脳のシミも増えてきます。大脳皮質など神経細胞のまわりにできる「老人斑」です。
老人斑は、主成分がβアミロイドと呼ばれるアミノ酸40個前後からなるたんぱく質で、正常な老人の脳にも見られますが、アルツハイマー病患者の脳内では異常なくらいたくさん沈着しているそうです。
βアミロイドは21番目の染色体上にある遺伝子から作られ、特殊な早発性家族型アルツハイマー病では、この遺伝子の突然変異が知られているとか。
ねえちゃは年齢の割に顔や肌のシミや皺が少なく、若く見えるとよく言われます。が、頭のシミのほうは年齢なみ、あるいはそれ以上になってしまって来ているようです。
2018年06月05日
ニュー福祉定期
「おばあさん、どこにいるの?。ここに居ていいの?」。きょうの夜8時40分ころ、ねえちゃから電話がありました。
いつもよりもやや遅め。だいぶ眠そうな声ですが、「のんびりそこで暮らせばいいの」と言うと、それなりに安心して眠りにつきました。
ゆうちょ銀行から「ニュー福祉定期貯金の満期のご案内」なる郵便が届いていて、あしたが満期です。
毎年、郵便局の営業の人らしき(やや物騒な感はしますが)、が来て、通帳やハンコを渡して手続きしていました。
が、グループホームへ入ったため今年からはそうもいきません。継続預入の取扱いができない定期のようです。
むろん話しても、ねえちゃは何がなんだかわりません。ゆうちょ用の委任状をダウンロードしてねえちゃに記入してもらい、近々、私が代わりに手続きにいく必要がありそうです。
2018年06月04日
不安や心配事
ねえちゃの介護サービス計画によると、介護サービスの内容の一つに「不安や心配事がある時は傾聴し、安心して過ごせる様支援する」というのがあります。
家にいるときのねえちゃの「不安や心配事」といえば、きょうの夕食は何にするか、お風呂をどうするか、からはじまり、日常のあらゆることが不安であり、心配事でした。
しかしグループホームへ入ってからは、電話で「不安とか心配とか嫌なこととかない?」と聞いても、「ない。頭がバカなだけ」と答えるのがふつうになりました。
次々忘れてしまうので、「ここに居ていいの」としばしば戸惑うことはあっても、家にいたときのような不安や心配はほとんどなくなったようです。
それは、不安や心配事を傾聴してくれる人がいつもそばに居てくれる状態になった点が大きいのでしょう。おかげで表情も実におだやかになりました。
2018年06月03日
今日の天気
「今日の天気、どうだったっけ?」
グループホームへ入ってからもねえちゃは、スタッフのかたに、しばしば聞くそうです。
日記をつけるときに、毎日、書かなければならないからです。
別に認知症でなくても、家に一日閉じこもっていると天気が定かでないことはよくあります。
ひとりで家にいるとき、ねえちゃは、人が通らないかと、しじゅう窓から外を眺めていました。
けれど、グループホームへ入ってみんなといろいろやっていると、ポカンとひとり空を眺めている暇もなくなってきました。
そういったことも関係あるのでしょうが、ともかく、一日、一日、「きょうの天気」を確かめながら生きていられる、というだけでも、日記をつける効用はありそうです。
2018年06月02日
生きがい
ねえちゃの毎日欠かせない日課は、血圧を計って手帳手帳に折れ線を書くことと、日記をつけることです。
家にいるときは、夜寝る前に、血圧を測って日記をつけて、という作業をいっしょにやっていましたが、グループホームへ入ってからは、血圧は午前中に測るようになりました。
そのため戸惑って、夜、ときおり「血圧計がない、どうしよう」と電話をかけてくることもあります。
そのため戸惑って、夜、ときおり「血圧計がない、どうしよう」と電話をかけてくることもあります。
グループホームへ入ってから、食事の下ごしらえや食器洗いをするといった「仕事」もやらせてもらっています。
それから、ホームの行事でお花見に行って団子を購入したときに団子代を代表して払ったりといった「仕事」もさせてもらっているそうです。
ホームにそれなりに役立ってみなさんに喜んでもらうのが、生きがいにつながっているようです。
2018年06月01日
ビタミンC
ビタミンCがアルツハイマー病による認知症を発症するリスクを下げる可能性があることが、金沢大学の研究で分かりました。
研究者たちは2007~08年に、石川県七尾市で認知機能が正常な65歳以上の人の血液を採取。 アルツハイマー病発症の危険を高めるタンパク質を持つかどうかと、血中のビタミンC濃度を検査しました。
さらに2014~16年に、このタンパク質をつくる遺伝子を持つ女性47人を調べたところ、ビタミンC濃度が高い16人は、低いか中程度の31人に比べ、認知症や軽度の認知障害を発症した割合が際立って少なかったそうです。
ビタミンCの多い食品といえば、かんきつ類やイチゴ、野菜、いもなど。新鮮な果物や野菜は、認知症予防にも期待されるのですね。