Aokijima

認知症と生きる「ねえちゃ」の近況と、アルツハイマー病に関する記録です

2017年05月

飲み過ぎ

テーブルにピルケースを貼りつけて、毎晩、飲み終えたら「もう飲んだ」の段ボールの切れ端をかぶせる、という方法をはじめてから、奇跡的にも、飲み忘れることなく毎日ちゃんと薬を飲んできたねえちゃ。

ところが、今朝ピルケースを覗いてみると、きょうの分がもうありません。「どうしたの?」と聞いてみても要領を得ませんが、どうも、今朝、間違えて飲んでしまったようです。

先週の1週間、朝と夜に分けて飲む期間をはさんだので、朝も飲まなければという意識が頭のどこかで働いたのかもしれません。

ちゃんとピルケースに用意しておけば、ねえちゃは薬を飲み忘れることはありませんが、飲んだかどうか心配になってついと、慎重な性格からか飲み過ぎすことはけっこうあります。

薬の量を増やしているところですが、副作用的な症状はいまのところありません。

インターフォン

きょうの昼過ぎ、ねえちゃの自宅に見知らぬ女性の来訪がありました。

ねえちゃはいつものようにパジャマで床の中です。寝ていたので最初は気づかなかったようですが、何度もインターフォンが鳴るので起き上がって玄関に出ました。

「朝起会」なるものをやっているからどうの、ということを話したうえで、「さしあげますから」と実践倫理宏正会というところが発行している『倫風』という雑誌を置いて、「また伺います」と去って行きました。

読むことが嫌いなねえちゃが、そういうのに興味をもてるはずはありません。「なら、せっかくインターフォンがあるのだから、玄関へ行かずにインターフォン越しに断ればいいじゃない」というと、一応うなづきます。

でも、インターフォンの使い方も忘れてしまったのか、もともと使わずに済ましてきて習慣がないのか?。考えて見れば、少々物騒です。

健診

ねえちゃのところに、「後期高齢者健診」の受診券が来ました。

昨年までは3カ月に一度、高血圧の薬をもらいに行っていた街の総合病院で健診も受けていたようですが、いまはアルツハイマー病の治療で毎週、近くの脳外科へ通う日々です。

血液検査は最近受けたばかりですし、CTやMRI検査も少し前に受けています。本来なら癌検診とかも受けたほうがいいのでしょうが、私的にはあまりすすめる気にはなりません。

人間は、必ず死ぬものです。長くても、短くても、それなりに味わい深く生きられたな、と思えて最期を迎えられたらそれでいいのではないのかなと思うのです。

これまで、カラダの悩みをほとんど感じることなく生きて来たねえちゃ。ところがいま、本人が予想だにしなかったアタマの悩みを抱えることになりました。

「元気だけど、バカでどうしようもない」。ねえちゃは、そのアンバランスをどうにもうまく受け入れられないでいるようです。それをねえちゃなりにちゃんと受け止めて、自分なりの最後の生き方を見つけてほしい。いまは、それを願うばかりです。

10mg

ねえちゃは、雨が降る前にと、きょうは、午前中に歩いてお医者さんのところに行きました。

新しい薬を増やして1週間、朝と夜とに分けて、“奇蹟的”にきちんと飲み続けることができました。

血圧もまずまず。薬の影響と見られる症状もまったくありません。

というわけで、プロトコルに従って、メマリー錠を5mgから10mgへ量を倍に増やして、1週間また飲んでみることになりました。

きょうからは、朝と夜とに分けずに、血圧の薬と合わせて夜3錠ずつまとめて飲むので、負担は減ります。

帰りにねえちゃは、お医者さんの近くの大型スーパーで天丼を買って、「おいしい。おいしい」と、家でそれを一気に平らげました。

互助会

夕方、ねえちゃの家を訪れると、またパジャマのまんま「なんだかわからなくなっちゃって」。そして「これ、なんだろう」と開封式のハガキを差し出しました。

見ると「互助会 掛金お積立状況のお知らせ」とあります。会費の状況についての案内のようです。

入会日は2001年8月22日、60回の掛金は2006年7月3日に「完納・満期」になっています。

最近は、お葬式も人によってさまざまなタイプがあるようです。

ねえちゃに「どんな葬式を挙げて欲しいと思っているの?」とたまに聞くことがあります。

以前は「ごくふつうにやってもらえればいい」と言っていましたが、このごろは「家族やごく近い親せきだけの簡単なの」と話すようになってきました。

松井潤
matsuijunta@gmail.com
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