Aokijima

認知症と生きる「ねえちゃ」の近況と、アルツハイマー病に関する記録です

2017年01月

電気敷毛布

ねえちゃは、動かなくなってしまった電子レンジといっしょに電気敷布も注文して、電気屋さんに持ってきてもらいました。

いよいよ寒冷期もピークの時節を迎えて、新しい電気毛布が欲しくなったみたいです。

電気毛布には、体に掛ける掛毛布と敷き布団の上に置く敷毛布、さらにコントローラーで敷と掛を切り替えられる敷・掛両用もあるそうです。

毛布の内部に被覆した柔らかな電熱線が埋め込まれていて、これに電気を流して発生するジュール熱で温めます。

ねえちゃは、熱が下から上へと自然にあがって来る敷毛布のほうが、掛毛布よりも好きなようです。

いずれにしても、体の一部しか温まらない湯たんぽや火傷したりすることもあった行火など、一昔前のふとんの中の“暖房”に比べると、格段に快適。

温度設定は、体温よりも少し低い程度。寝る30分くらい前にスイッチを入れて、寝るときは切るか弱くするなど調整するのがいいそうですが、ねえちゃは入れたまんまスヤスヤと熟睡しています。
 

技能賞に駅伝

稀勢の里の初優勝、そして19年ぶりの日本出身横綱の誕生で世は沸いていますが、初場所といえば長野県の星、御嶽海の大活躍も忘れるわけにはいきません。

木曽郡上松町出身、西前頭筆頭の御嶽海は、2横綱と2大関を、自分の相撲で破る快進撃で、11勝4敗。技能賞を獲得しました。

来場所は、三役返り咲きが濃厚。というだけではなくて、この間の小結のときとは違い、近い将来、大関をも狙える地力をつけつつある期待感をいだかせます。

それから、千秋楽の日曜日にあった全国都道府県対抗男子駅伝では、長野県は見事、史上最多となる7度目の優勝を果たしました。

ねえちゃも珍しく、途中までテレビの前で応援していましたが、アンカーにたすきがわたされるころになると、駅伝からもう注意がそれていました。

それはともかく、レースの後には、応援していた県人会の人たちは、輪になって「信濃の国」を歌って喜び合ったそうです。

整理整頓

ねえちゃの家のリビングには、送られてきた封書や書類などが束になって並んでいます。

でも、それらの大半は、数年より前に送られたり必要だったもので、いまはほとんど要らないものばかりです。

電子レンジが動かなくなったからと、取扱説明書を探しても、出て来たのは大むかしに使っていた“御払い箱”の代物。“現役”はついに見つかりませんでした。

書類でも、食器でも、何でも、用が済むとねえちゃはすぐにどこかへ片づけてしまいます。でも、どこへ片づけたのか、すぐに忘れてしまいます。

それだけでなく、それが何だかよくわからないまま、とにかく、どこかに片づけなければという思いが先行してしまい、結局自分がやっていることが何がなんやら分からなくなって消えて行ってしまいます。

きょうの朝、かんぽ生命から、住所確認の返信ハガキが入った書類が簡易書留で送られてきました。

ハガキへねえちゃに書き込んでもらって、「東京へ帰るついでに、忘れないようにポストに投函しておくから」というと、すでにそのハガキももう、どこかにしまい忘れてしまっていて、探し出すのに一苦労しました。

認知症になると、片付けが苦手になるとよく言われます。これはこっち、あれはあっち、と分類して、使いやすいかたちに整理する。

こうした、日ごろ何ということなく繰り返している行動は、アタマの働きがちゃんと作動していて、はじめてできるということなのでしょう。

きょうの午後、馴染みの電気屋さんが、新しい電子レンジを持ってきてくれました。が、電気屋さんが帰るともう、取扱説明書をどこかにしまい忘れてしまったようです。

どうすれば、ねえちゃにも効果的な分類や整理ができるのか。整理整頓が極めて苦手な私にとっても、重い課題です。
 

テレビ欄

最近は新聞をとらない家庭が増えているようですが、ねえちゃは、地元有力紙の信濃毎日新聞の統合版をずっと取り続けています。

5年前に死んだ連れ合いは、ヒマにまかせて、朝から一日かけて紙面の隅から隅まで眺めるのが日課でした。

が、活字にほとんど興味を示さないねえちゃは、目を通すところといえば、義理を欠くことにならないかと思い出したように「おくやみ欄」をのぞくくらいです。

政治や経済に興味がないのは分かりますが、眼がいいのだし、せっかくお金を払って取っているのだから、せめて、テレビ欄くらいは毎朝、目を通すようにしたら、としばしばいいます。

きょうは、この番組とこの番組は見るぞ、と決めて、その時間になったらチャンネルを合わせて楽しむ。

そんなふうになったら、アタマの体操にもなるだろうし、生きがいにもつながる。と思うのですが、いまでは、そういった気力が沸いて来るのを期待するのも、なかなか難しく思われます。

買い替え

動かなくなった電子レンジの件できょうの朝、きのう連絡した馴染みの電気屋さんから電話がありました。

修理すると1万5000円、新しいのに買い替えると、3万円くらいからある、とのことでした。

ねえちゃの話だともう20年以上は使っているレンジということなので、仮に修理しても、すぐにまた壊れてしまう公算が大です。

それに、ねえちゃの数少ない楽しみの一つの食事のために、いまや炊飯器以上に重要になっているから、というわけで新しいのを購入することにしました。

パンフレットを持って来てもらっても何が何だかねえちゃはわからないので、台所の様子もよく心得ているこの電気屋さんに、「上限は5万円、物忘れの激しい年寄りでも簡単に操作できて、使いやすいのを厳選して」持ってきてもらうことにしました。

それにしても電子レンジが使えなくなってみると、いまの主食である宅食のおかずの温めや冷凍食品の解凍などできなくなって、実に不便。電子レンジのありがたさを、実感しています。
 
松井潤
matsuijunta@gmail.com
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