Aokijima

認知症と生きる「ねえちゃ」の近況と、アルツハイマー病に関する覚書です

2016年09月

海嶽海、新三役へ

大相撲秋場所千秋楽、ねえちゃも応援している長野県出身、御嶽海は、関脇宝富士の差し手を封じて寄り切って10勝目をあげました。

「目標にしていた」という二ケタ白星は、自身3度目。御嶽海は、西前頭5枚目ですから、来場所は新三役が濃厚になってきました。

長野県出身の新三役は、なんと1932年の春場所(2月)の元関脇高登以来、84年ぶりとなるそうです。

今場所の相撲を見ていると、地力が一段と増したように思います。

まだ23歳。これから、どこまで上っていくのか。楽しみです。

豪栄道

午後7時のNHKニュースを見ていて、ねえちゃは「豪栄道、全勝優勝したの?」といいます。

「優勝は決まったけど、全勝かどうかはあしたの結果次第。大関の豪栄道、知っていたの?」

「大関か何かは知らないけれど、名前はわかるようになった」

「来場所がんばれば横綱になれるかも知れないんだから、どんなお相撲さんか、これから注目して観るようにしたら」

「うん」 

秋場所も最終盤になりましたが、ねえちゃはいつものように、大相撲の時間になってもテレビもつけず、寝ているばかりです。

でも、この場所の活躍で豪栄道を覚えることができた。ちょっとした収穫です。

木曽節

犠牲者58人、行方不明者5人を出した御嶽山の噴火災害からまもなく丸2年になります。

きょうの夜、2年の節目の特集番組を見ながら、ねえちゃは「もうそんなになるんだ」と、感慨深げに話していました。

山の仕事をしていた連れ合いの転勤で、若いころ木曽に住んでいたことのあるねえちゃ。御嶽山の頂上に登ったことはないそうですが、盆踊りなどで唄った、

木曽のナァー なかのりさん
木曽のおんたけ ナンチャラホーイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ

の「木曽節」とともに、御嶽は忘れられない山として思い出されるようです。

もともとは、木曽川の支流王滝川から本流まで材木を川流しで運び出す川狩り人足が、鳶口で材木を移動させるときに歌っていた木遣唄。

「ヨイヨイヨイ」はそのときの囃子ことばの名残とみられています。

9月27日には、山麓の木曽町で犠牲者追悼式が行われ、噴火が始まった11時52分に黙とうがささげられます。

宅配業者

最近は、買い物に出かけることもほとんど無くなってしまったねえちゃは、家に届けてもらう食べ物だけでほとんど用を足しています。

そんな一つ、毎週1回、注文したいろんな食品を配達してくれている生協のおねえさんは別の町に配置換えになったようで、今週から別の人が届けてくれるようになりました。

今度の担当者は、仕事歴2年4カ月の、5歳と3歳のおかあさんだそうです。ですが、ねえちゃは毎回やり取りしているはずですが、担当が換わったかどうかはよくわかっていないようです。

毎週、明治乳業の乳酸菌飲料やコラーゲン飲料を届けてくれていた宅配業者とは、きょうの集金を最後に契約を打ち切りました。

1年余り前に、勧誘にくるとなんでも頼んでしまうねえちゃが契約したようですが、あまり飲まないので台所にあふれかえっています。

それに、どこと契約したのか、だれがいつ持ってきているのかの認識もねえちゃにはありません。受け取って、言われるままにお金を払ってきたのです。

忘れてしまっても、おそれくそのときは契約して、きちんと届けてくれていたのでしょうから「オレオレ詐欺」のようなものとは性格はちがうと思います。

でも、認知症らしき一人暮らしの年寄りとの契約については、業者のほうも少し配慮してもらえないだろうかな、という気がしています。
 

案山子

ねえちゃの家の近くには、地元の小学校で育てている田んぼががあります。

稲穂が黄金色に垂れて、そろそろ収穫期に差し掛かっているようです。

子どもたちが工夫して作ったのか、田んぼには色とりどりの案山子がたくさん立っていましたが、きょう通りかかってみると、台風の嵐でほとんど倒れてしまったようです。

それでも可愛らしいのが2本、がんばって立っています。古事記の世界では、「久延毘古(くえびこ)」という名の神が案山子なのだといいます。知恵者で、歩く力を持っていなかったともいわれます。

それはともかく、いよいよ稲刈りも本番。そして、日に日に秋は深まっていきます。
松井潤
matsuijun@jg8.so-net.ne.jp
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