2016年07月
2016年07月31日
千代の富士
元横綱・千代の富士の九重親方が亡くなりました。まだ61歳だったそうです。
ねえちゃもずっと親しみを持って応援していたお相撲さんがまた一人、逝ってしまいました。
優勝31回。「アンコ型」が多い関取の中にあって、細身で筋肉質な体型と精悍な顔立ちが魅力的で、1980年代には圧倒的な人気を呼びました。
千代の富士が活躍する少し前は、輪湖時代と呼ばれていました。その一人、北の海も
昨年11月に亡くなりました。
そして輪島のほうも、2013年暮れに下咽頭癌の切除手術を受けて、声を失ってしまったそうです。
往年の大横綱たちが、次々に病に倒れたり、亡くなったり。ああ、寂しい。九重親方のご冥福を祈ります。
2016年07月30日
ピンクの保険証
「保険証を役所へ行って、新しいのに交換してもらわなければ」と、朝からねえちゃはオロオロしています。
確かに、いま使っている黄色い後期高齢者の保険証の有効期限は「平成28年7月31日まで」とあります。
「役所へ行ってもくれないよ、きっと。去年だって、郵送で届いてたでしょ。手紙は来てないの?」
というわけで、あちこち探し回ると、それらしい封筒が出てきました。
中を見ると、すでに新しい保険証の部分を自分でもう剥がしてあるのです。
「剥がしたやつどうしたの?」と、探していると、ねえちゃの財布の中に入っているのがわかりました。
今度の保険証は、ピンク色です。古いのは破棄していい、とあります。
「捨てるのは黄色い保険証。黄色いの。間違えないようにしないと」
2016年07月29日
メロン
札幌からねえちゃにメロンがとどきました。お嫁さんの妹のところからです。
北海道なら夕張メロンかな、と思ったら「ふらのやまべメロン」とあります。
「やまべ」は、あの富良野から南へ約15キロのところにある、昼夜の寒暖差が大きいといった恵まれた環境を生かして、惜しみなく手間をかけてメロンをつくっている産地なのだそうです。
貧乏人には、めったに味わえないメロンです。せっかくなら、いちばん美味しいときに食べたいもの。
説明書には、「冷蔵庫に入れず、日光のあたるところは避け、常温で保管し追熱させてください」とあります。
「食べごろ」を知るには、ツルの太さや枯れ方が目安になるそうです。
説明書の写真によれば、ツルの状態からすると収穫後まだ3~4日後といった感じ。
食べごろは1週間後あたりからのようですから、ガマンできるかどうかは分かりませんが、もうしばらく待ったほうがよさそうです。
2016年07月28日
梅雨明け
きょう、長野県を含む関東甲信地方でようやく「梅雨明け」が宣言されました。平年より7日、昨年より18日遅かったそうです。
梅雨が長かった割には、雨が少なかったな、と思います。
昼までに長野は30度を超えて、午前中やっと美容院へ行ってこれたねえちゃも、帰って来ると、さすがに床暖房は入れずにずっとクーラーをつけたままで過ごしました。
長野の子どもたちも夏休みに入り、市民プールなども親子連れで賑わっているようです。
ねえちゃのほうは、美容院へ行ってきたものの、この夏、出かけたりする予定はこれといってありません。
暑い夏になりそうですが、散歩へ出たまま戻れなくなって熱中症に、なんてことがないようにするのが目標です。
2016年07月27日
何をメモするんだったっけ?
きょうの夜、ご近所の奥さんが、スイカをおみやげに、ねえちゃを尋ねてくれました。
要件は、昨日、臨時休業で行けなかった美容院へ「あした8:15に待ち合わせだから、忘れないで」という確認だったようです。
ところが、玄関で応対して居間へ帰って来て、忘れないように紙に書いておかないと、と紙を探しているうちに、「はて、何を書くんだったっけ?」といい出します。
ある程度の年齢になると、何かちょっと間にはさむと、少し前に聞いたことを忘れてしまうことはよくあります。それが、かなりひどくなってきているケースのようです。
家に誰かいるときはいいのですが、そうでないと忘れ放題で、何が何だか分からなくなってノイローゼ、といういつものパターンに陥ります。
運よく紙にメモできたとしても、たいてい、どの紙に書いたか、紙をどこへ置いたか、忘れてしまいます。
そのため用に作ったノートを一冊、テーブルの上にいつも広げて置いておいて、何かあったら即座に、何が何でもそこへ書いておくこと。そして、いつもそのノートを見るのを習慣にすること。
そうウルサクいっているのですが、そのノートも、どこかへしまい忘れてしまうのが常。悪循環がつづいています。
2016年07月26日
美容院はどうしたの?
きょうは、午前8時15分に、親しくしていただいているご近所の奥さんの車に乗せてもらって、ねえちゃは美容院へ行くことになっていました。
朝、めずらしくちゃんと外出用の服を着ているので、美容院のことを忘れずにいるんだな、と思っていました。
ところが午前10時ごろにはもう、パジャマ姿にボサボサの髪をして、部屋で寝転がっています。
美容院へ行って来たにしては随分と早い時間です。「どうしたの、もう行ってきたの?」と聞くと、なんのことだかよく分からなようです。
「美容院に連れていってもらったんじゃないの。行かなかったの?」。
また、いつもの突然キャンセルが出たのか、と焦って何度も聞き直していくと、やっと少しずつ思い出したようです。
どうも美容院には行くには行ったのだけれど、急に「休業」になってしまったようで、仕方なく引き返してきた、というのが実情のようです。
忘れる早さにはいつもながら驚かされますが、いつものドタキャンでなくてホッとしました。
2016年07月25日
佐久長聖
夏の甲子園の長野大会は、けっきょく、佐久長聖が6―2で松商学園を破って全国大会出場を決めました。2年ぶり7度目の出場だそうです。
なんとなく松商学園を応援していたねえちゃと私は、すこし残念でした。
といっても、松商学園に特別に縁やゆかりがあるわけではありません。ただ、むかしから名前やユニホームに親しみがあったから、というだけです。
甲子園で初戦敗退が続いていたあのころはああだったっけ、上田佳範投手らの活躍で選抜準優勝のときは仕事がずいぶん忙しかったなとか、いろいろと思い出が刻まれているのです。
比較的最近名前が変わった佐久長聖がどういう高校なのかは、駅伝が強いというくらいで、正直よくわかりません。
17年連続で全国高校駅伝出場、平成20年には日本高校最高記録で全国制覇しているというからすごいですよね。
野球部も負けず劣らず、近年では甲子園の常連校になりつつある様子。甲子園での大いなる活躍、期待しています。
2016年07月24日
歯抜け
ねえちゃは、最近は、夕食のご飯も忘れて、とうもろこしをムシャムシャ食べます。それも、指先でうまい具合にもいで、食べ跡もきれいです。
「むかしみたいに歯抜けがなくて、最近のはみんな甘くておいしい」と食べるたびに繰り返します。
たしかに、むかし畑で取ったばかりのをお裾分けしてもらったりすると、歯抜け、や歯並びが悪いのが多かった記憶があります。
とうもろこしは、実になる雌穂(しすい)の錦糸が出る少し前に、茎の先に雄穂(ゆうすい)が開いて、ここから出る大量の花粉が、風などで雌穂の錦糸にまかれて交配するそうです。
しかし、こうした受粉がうまくいかないと粒がそろわず、歯抜けの実になってしまうとか。
いま、お店に並んでいるようなのはきっと、人工授粉をして受粉の確率を高くするなど、品質管理がいろいろなされているのでしょう。
食用のとうもろこしは、粒の色から大きく分けて「黄粒種」、「白粒種」、そして、これらの一代雑種で、3対1の割合で黄色と白の粒が現れる「バイカラ―種」の3つに分けられるそうです。
近年、ますます品種改良が進んでより甘いもの、さらには、生のまま食べられる品種も現れ、人気を呼んでいるようです。
2016年07月23日
松商
甲子園出場をかけた夏の高校野球、長野大会の準決勝で、松商学園は7対4で東京都市大塩尻を破り、5年ぶりに決勝へ進出しました。
小柄な梨本雄斗選手(3年)が、2点差の6回1死満塁、中堅手からリリーフして併殺で討ち取り、その裏の無死三塁で左前適時打を放つなど大活躍だったそうです。
むかしは長野県から甲子園へ行くといえば、松商学園と決まっていました。
たしか甲子園で1975年から1980年まで6年連続で初戦敗退して話題になったこともあったと思います。
近年は、「部内暴力で夏の県大会参加できず」といった暗いニュースのほうが記憶にあります。
あしたの決勝戦で佐久長聖に勝てば、8年ぶり、なんと36度目の優勝になるそうです。
最近、あのPL学園が休部へ、なんてニュースも流れました。
久しぶりに、長野県きっての名門のあの親しみあるユニホーム、甲子園で見てみたいなという気がしています。
2016年07月22日
連勝
大相撲名古屋場所13日目、稀勢の里は負けましたが、木曽郡上松町出身の長野県の星、御嶽海は、勢と対戦し、寄り切りで勝ち。今場所初の連勝で4勝目をあげました。
御嶽海が相撲を始めるきっかけとなったのは、小学校1年の時に出場した相撲大会で、自分より体の小さな相手に負けたことだったそうです。
これをきっかけに負けず嫌いの性格に火がついて、相撲一筋の人生が始まったということです。
力強い突き押しを武器に、東洋大学時代は個人タイトル15冠。学生横綱やアマチュア横綱にもなりました。
でも当初は、プロ入りする意向はなく、アマチュア相撲の強豪である和歌山県庁への就職が内定していたとか。それを出羽海親方が、口説き落としたのだそうです。
四股名は、故郷上松町から望める御嶽山に、出羽海部屋の「海」。
身長178cm、体重153kgと、力士としては小柄ですが順調に出世を続け、大銀杏がゆえないうちに東前頭筆頭までかけ上りました。
5月場所では、11勝を挙げて敢闘賞も受賞しています。
ねえちゃの部屋には、遠藤といっしょに写った一日警察署長のときの大きなポスターが張ってあります。
横綱・大関と対戦する前頭筆頭で4勝をあげたというのは立派なもの。これからはいいことばかりではないでしょうけれど、あせらず、じっくり、力をつけていってもらいたいものです。
2016年07月21日
信州そば発祥の地
信州そばの元祖、といえば、戸隠かどこか、長野県の北部のほうと思っていましたが、近年、伊那市が「信州そば発祥の地」として名乗りをあげて、いろんな運動をしているそうです。
なんでも、江戸時代の高遠藩主、保科正之がそばへの造詣が深く、1636年に山形藩へ、43年に会津藩へ移るときも、そば職人らも連れていき、高遠独特の食べ方を広めたとか。
いまも福島県会津若松市などで「高遠そば」と親しまれているほか、保科が徳川4代将軍家綱の後見役を務めていたころ、江戸でそば文化を広めた可能性もある、といったあたりが、その根拠のようです。
これらが「信州そば発祥の地」として、確たる根拠といえるのかどうかには疑問が残りますが、こうしたキャッチフレーズは、“言ったもの勝ち”的な要素も多分にあります。
きのうは、地元在来種のソバの復活を目指す「信州そば発祥の地伊那そば振興会」というところが、同市長谷の浦地区で在来種の種をまいたそうです。
伊那谷は、ねえちゃの故郷でもあります。辛味大根や焼きみそを溶いた「からつゆ」に浸してすする「高遠そば」。久しぶりに食べたくなってきました。
2016年07月20日
夏休み
東京都内のほとんどの公立小中学校で、きょう、1学期の終業式がありました。
あしたから多くの学校で、8月31日まで約40日間の夏休みになります。
このごろは、子どもの夏休みといえば40日、という感じに思えるようになってきましたが、長野県でおくった子どものころは、7月28日から8月18日ころまで20日ほどだった記憶があります。
その理由はというと、農繁期の手伝いをするための農繁休業や中間休みがあるから夏休みが少ないから、ということだったように思います。
けれど最近は、農業の手伝いをする機会が少なくなって、最近は田植えや稲刈りの時期に休業期間を取る学校は少なくなっているとか。
それでも、いまも長野県の小・中学校では20日くらいで、東京よりぐんと少ないようです。
実際、長野県の年間授業日数は210日前後で、全国の平均より10日ほど多く、多めの登校日を使ってキャンプや登山などの行事をしたり、体験的・探究的な学習をしたりしているとか。
さすがは「教育県」。ねえちゃの家の近くの公園から、ラジオ体操の音楽が聞こえてくるのも、もう少し先のようです。
2016年07月19日
山の日
今年から始まる国民の祝日「山の日」が近づいてきました。
ねえちゃが住む山国・長野県でも「8月11日」にあわせて、いろんなキャンペーンや催しが計画されているそうです。
8月11日の「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」というのが趣旨。ですが山に関する出来事など、これといった由来がある日ではなさそうです。
松本市のあるホテルでは、「山の日」の前後に「山の日制定記念フェア」と題して特別メニューを提供。
アルピコグループでは、東京と上高地を結ぶ高速バスの運行もするそうです。
でも山へ人が入れば、山岳遭難もついてまわります。
この三連休中の17、18日にも県内で遭難が相次ぎ、北アルプスで2人、戸隠連峰で1人の計3人が死亡。八ケ岳連峰では1遺体が見つかったそうです。
「また遭難。かわいそうに」とねえちゃ。初めての祝日に山へ、と考えておられる方々おられたら、どうかお気をつけて。
2016年07月18日
2016年07月17日
中日
7月場所も中日となりました。ねえちゃのお姉さんは大津相撲が大好き。なので、ちゃんと観ておかないと、電話をしても相手してもらえないよ、というのですが、ねえちゃは相変わらずボーッと一日過ごすだけで相撲にもあまり関心を示しません。
ただ、地元長野県の期待の星、御嶽海については毎日、テレビや新聞で報道されるので、なんとなく気にはしてはいるようです。
このあいだ、白鵬との一番を観て「まだ大銀杏結えないのに横綱に挑戦してるんだ」といっていました。
これまで順調に出世してきた御嶽海ですが、さすがに、横綱や大関など強い関取ばかりとあたる前頭筆頭ともなると、思うようには勝てず、1勝7敗。
でも、大関照ノ富士を破る殊勲の星もあげています。せめて御嶽海が何勝何敗になったかぐらいは、いつも気にしていて欲しいのですが。
2016年07月16日
都庁と善光寺
善光寺の小松玄澄貫主のパワハラ・セクハラ問題は、まだまだ大揺れが続いているようです。
賄い役を務める女性たちに「ヤクザの女で入れ墨があった。これを消したせいでシワが多い」などの差別的発言をしたり、「ひとりでいて寂しくないか」とセクハラを受けたという報道もあります。
小松貫主が会見を開いて「まったくの事実無根」と疑惑を否定すれば、その翌日、「一山」の有志は小松貫主の罷免を求める懲戒事犯申告書を天台宗務庁に提出したとか。
小松貫主については今回がはじめてではなく、10年以上前から雑誌に「女とカネ」の大醜聞として報じられたり、訴訟沙汰になったこともあるといいます。
「天下の善光寺が、恥ずかしいね」とねえちゃもいいます。
最近、疑惑だらけなのに辞任を拒否し続けた舛添さんがいた東京都庁の前を通りかかると、なんとなく善光寺のことが目に浮かぶようになってきました。
2016年07月15日
宅配
最近、ねえちゃは、掃除、洗濯、たまに散歩、という以外はこれといった用事はほとんどなくなってきました。
宅食や生協の宅配があるので、スーパーへ行く必要もほとんどありません。宅急便や宅配を待っていて、それを利用して暮らしている毎日です。
ただ、残念ながら物忘れはひどくなるばかり。何か送られてきても、届いたことをすぐに忘れてしまいます。
好物のとうもろこしやタコが届くとすぐに食べてしまいますが、食べたことを忘れて「そんなものは届いてない」というのが常になってきました。
このあいだ注文した「入れ歯ケース」。きょう届いているはずなのですが、「そんなの届いてない」といいます。何度も探してもらったところ、「なにか、緑色いカップのようなやつはあったけど」。
届いていないどころか、もうすでに箱から取り出して食卓に置いているようです。箱といっしょに使い方説明書も捨てていなければいいのですが。
2016年07月14日
2016年07月13日
入れ歯ケース
きのうから無い無いといって探していた入れ歯が、夜になってやっと見つかりました。
洗おうと思ったのか、コップに入れていたのをそのまま食器棚の隅っこのほうに置きっぱなしにしていたようです。
ホッとしているねえちゃに「入れ歯ケースは無いの?」と聞くと、「おじいさんが使ってたのがどこかにあったはずだけど、見あたらない」。
しかたがないのでインターネット通販で、「取っ手付きの水切りカゴで、手を汚さずにすすぎができる入れ歯洗浄容器です。カップは軽量強化磁気製」という「リクープ 入れ歯ケース」という商品を1個注文しました。
購入者のレヴューでは「蓋と洗浄部分とコップに分かれていて、とても使いやすい」などと、なかなか好評のようです。
2016年07月12日
「入れ歯が無い」
「入れ歯が無い」。ねえちゃは朝から、そう言って家の中をウロウロしています。
半年近くかけて通って、なんとか近所の歯医者さんに入れてもらった入れ歯です。
「バカになって夢なのかなんなのかわからないけど、歯医者さんに預けたような記憶もあるんだけど」とも言います。
けれど、入れ歯が入ってずっと使ってきていたのは確か。
このあいだ、1カ月後の点検のためにとった予約は、ねえちゃが勝手にキャンセルしてしまったので、このところ歯医者さんへは行っていないはずです。
「飲み込んじゃった可能性はないの?」「あんな大きいの。それはないと思う、それは」
入れ歯が無くても食べられるんだから、まあ気長に出てくるのを探すしかないなあ。それで、いよいよダメなら、作り直してもらおうか。
けっきょくそういうことになって、「入れ歯探し」の仕事が始まりました。
2016年07月11日
21対11
「21勝11敗だったんだ」。
テレビのニュースキャスターの言うことをなぞるように、ねえちゃはいっていました。
参院選の選挙区選のうち、32ある改選定数1の「1人区」のうち、自民党が21選挙区で勝利。
一方、民進党や共産党など4野党は全1人区で野党統一候補を擁立しましたが、勝ったのは11選挙区でした。
ねえちゃは政治のことはよく分かりません。野党が11選挙区を制したことをどう評価するか、なんて言われてもこたえようがありません。
でも政治に、それなりの関心は持とうとしているようです。
今回もそうですが、選挙は必ず行きます。
「年寄りが細々とでも生きていける」「戦争をしない」。
そんな国であってほしい、と願っています。
2016年07月10日
投票
参院選の投票日。“忘れる天才”のねえちゃも、午前中にちゃんと投票してきたそうです。
「投票所はすきすき。係の人ばかりがたくさんいて、投票に来た人とはほとんど見かけなかった」。
夜には、たくさん茹でたとうもろこしをかじりながら、めずらしく遅くまでテレビの開票速報をながめていました。
ただし、次々に出てくる「当確」者に、ついていけず、「きょう入れた人どうなったんだろう?」
「当確って出てるでしょ」
「ほんと?、いつ決まったんだろう」
とりあえず、選挙区の投票用紙に書いた人はバンザイだったようです。
2016年07月09日
東京嫌い
「東京に住む気はないの?」とねえちゃに聞くと、いつも「嫌だ」ときっぱりといいます。
「あんな、人ばっかりのところじゃ、とてもじゃないけど生きていけない」といいます。
だいぶ前、酉の市のときに、鳳神社から浅草寺まで人の大波に飲み込まれながら歩いたことがありました。
なにも、そういう特別な行事に酔ってしまった、というわけではなさそうです。
人だらけのホームで電車に乗ったり、いつ足を踏まれるかわからない街路を歩いたり、混雑した店で買い物をしなければならない。
そういったことを考えるだけでウンザリするようです。
私にとっては、夜になると懐中電灯をつけなければならない青木島も、歩きにくいように思うのですが。
2016年07月08日
比例区
いよいよ参院議員選挙が、直前に近づきました。ねえちゃは、いちおう投票する人を決めたようです。
が、意中の人の名前を忘れずにちゃんと書けるかどうかは、本人もすごく心配しています。
選挙では、県区と比例区の「2枚」の投票用紙があります。1枚目はクリーム地に黒枠の県選挙区用。2枚目は白地に赤枠の比例代表選挙区用です。
県選挙区用は、長野県では3人が立候補していますから、3人の中から1人を選んで記入すればいいので、誰に入れるか決めていれば割と簡単です。
問題は比例区のほうです。
比例区の用紙には「候補者の名前」か「政党の名称」を記入します。ねえちゃは投票したい人は決まっているのですが、その名前をすぐに忘れてしまいます。
今回の参院選の比例区では、改選数48に対して164が立候補しています。
投票所へ行ってから、164人のなかから意中の人の名前を探すのは、とくに高齢者にとっては大変な作業です。
かといって、投票しようと思う人の名前を覚えても、すぐに忘れてしまいます。名前をメモしておいても、そのメモのこともすぐに忘れてしまいます。
2016年07月07日
水
梅雨に入っても雨が少ないため、首都圏に水を供給している利根川水系のダムでは先月から10%の取水制限をしているそうです。
気象庁によると、関東北部では、この先1週間も雨の少ない状態がつづいていく見込みだとか。
ねえちゃの住んでいる長野県は、関東の隣りですが、この20年間渇水したことがないそうです。
アルプスなどの豊富な雪解け水や8つの一級水系の源流域にあるため、水資源に恵まれ、水の安定供給ができるからです。
水資源が豊かなだけでなく、水質も良く、名水もたくさんあります。
汚染の進んでいない良質の水源が確保されていれば、それだけ水道水もおいしくなります。浄水処理施設や薬品にかかる費用も少なくてすむことになります。
東京生活が長くなった私は、飲み水はミネラルウォーターに頼っていますが、ねえちゃは「水道の水がいちばんおいしい」と、決してペットボトルのを飲もうとはしません。
2016年07月06日
七夕
そういえば、あしたはもう七夕です。
七夕はもともと、天の川(銀河)の両岸にある牽牛星(ひこぼし)と織女星(おりひめ)が、年に一度相会するという伝説に基づいて、星をまつる行事。
ねえちゃの住む青木島もだいぶ夜の灯りは増えてきましたが、星を観るには、東京と比べれば格段に優れた環境にあります。
星座に詳しくない私は、散歩のついでにときおり、川中島の八幡原にあるプラネタリウムに寄って、その季節の星座の見方の“予習”をするようにしています。
牽牛星は、わし座のα星アルタイル。織女星は、こと座α星ベガ。それから、はくちょう座のα星デネブ。
これら三つの星を頂点としたのが「夏の大三角形」です。夏の星めぐりは、まずは、明るく輝くこの「三角形」を見つけるところから始めるのがいいそうです。
2016年07月05日
告示
参院選もいよいよ終盤戦へと差しかかってきました。
参院選と同じ日に投開票される、ねえちゃの故郷、下條村の村長選と村議補欠選も、きょう告示され、5日間の選挙戦に入りました。
ねえちゃは参院選よりも、むしろ下條村の選挙のほうに興味があるようです。
村内には、参院選、村長選、村議補欠選の三つの掲示板が並んで、ポスターが張りだされました。
新聞報道によると、村長選には前村議会議長の宮嶋清伸氏(51)と、前村議の金田憲治氏(69)の新人2人が立候補、8年ぶりの選挙戦になったそうです。
金田氏の辞職に伴っておこなわれる村議補選は、行政書士の村上和彦氏(77)と農業の竹村宗次氏(65)が立候補したそうです。
ねえちゃは「もしも知った人が出れば、それなりの応援はしなきゃ」と思っていたそうですが、「立候補したのは若い人が多くて、知っている人はいなかった」とか。
2016年07月04日
善光寺のセクハラ
ねえちゃが住む長野市の善光寺のトップ、小松玄澄貫主が、60代の女性職員2人にセクハラ・パワハラをしたのでは、という問題が全国的に報じられています。
1400年の歴史をもつとわれる善光寺は、無宗派の単立寺院で、天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって運営されているそうです。
住職は、大勧進貫主と大本願上人の2人。そのうち大勧進貫主は、天台宗の名刹から推挙された僧侶が務め、現在は小松貫主になります。
善光寺は、日本で仏教が諸宗派に分かれる以前からの寺院のため、宗派にかかわりなく宿願が可能な霊場と位置づけられてきました。
また、「大本願」は尼寺で、女人禁制があった旧来の仏教の中ではめずらしく女性の救済をになってきたことも、特徴として挙げられます。
ねえちゃも特に、2000年に無くなった「大本願」の第120世法主、智光上人には親しみを感じていました。
そんな、女性救済の尼寺でもある善光寺でのセクハラ騒動に、ねえちゃもガッカリしています。
2016年07月03日
熱中症
きょうは暑い一日になりました。これから、2カ月余り、もっと暑い日々がつづくかと思うとウンザリしてきます。
最近でも、朝方などについ床暖房を入れることも多かったねえちゃですが、さすがにきょうは「暑かった」そうです。
人のからだは、皮膚からの放熱や発汗によって体温を下げますが、外気が皮膚温以上になったり湿度が非常に高いと放熱や発汗ができにくくなり、熱中症を引き起こしやすくなります。
今年は暑い夏になりそうだ、といわれていますが、異常な熱波に見舞われた年には、高齢者を中心にたくさんの熱中症患者が発生するのが常。心配です。
熱中症にならなためにねえちゃは、夏はなるべく外へ出ない、出るときは必ず水筒を持っていくことにしてます。
きょうは夕方、しばし散歩に出かけたそうです。「ちゃんと水筒は持っていってるから」と、いまのところはちゃんとやっているようです。
2016年07月02日
音楽
ねえちゃの家の戸棚から、しまってあった尺八の通信講座やオカリナの教室のテキストや楽器が出て来ました。
尺八のほうは、5年前に死んだねえちゃの連れ合いが申し込んだようですが、練習したり課題を提出した形跡はほとんどうかがえません。
オカリナのほうは、20~30年前、ねえちゃがオカリナ作りをしたり、吹いたりする教室へ通っていたときのもののようです。
今ではすっかり忘れてしまったそうですが、それなりにがんばって勉強していたようです。
ねえちゃは決して音楽が嫌いというわけではないのですが、人前で演奏したり、歌ったりということは好みません。
いつか、「老人ホームなど施設に入りたいなら、カラオケで一曲くらい歌えるようにしといたほうがいいんじゃない」と言ったことがありますが、それ以来、施設へ入りたいとは言わなくなりました。
2016年07月01日
意地悪ばあさん
きょうは、歯医者の日。私のほうで、ねえちゃと2人分の予約を取っていました。
ねえちゃは、入れ歯を入れて1カ月後の点検です。
1人だと予約をすっぽかしてしまうので、いっしょに通うことでなんとか通院して来たのです。
きょうはパジャマを着替えて、1時間前まで行くつもりのようでした。
が、直前になって、ねえちゃは勝手に歯医者さん電話して「予約をキャンセルした」と言うのです。
聞けば「体調が悪くて一歩も動けない」のだと、いつもの“直前キャンセル”の理由を繰り返します。
「こっちは一人でも行くつもりなのに、何で無断でそんな勝手なことをするんだ」と頭にきて、手を引いて連れて行こうとしますが、頑なに拒みます。
仕方なく「私ひとりだけでなんとか」と歯医者さんにお願いして、診療しました。
ところが私が戻ると、ねえちゃはひょこひょこと近所に出かけて行っていて、世間話に長々と花を咲かせているのです。
「体調が悪くて動けないんじゃなかったの?。ふざけるな」。
ボケが進んできたとはいえ、“意地悪ばあさん”的な言動がさすがに癪に触って怒鳴りつけました。