みんなが集まったり、どこかへ行かなければならなくなったりすると、とたんにねえちゃは、どうしたらいいのか分からなくなって制御不能になってしまいます。

きのうも、私が風呂からあがってこれから寝ようかなと思っていた午前五時過ぎ、「みんな来るというのにお金がこれしかない。どうしたらいいんだろう」と、血相を変えています。

きのう、必要なお金は、それぞれに封筒に分けて入れて、段取りをきちんと決めて用意してありました。「ちゃんと準備してあるから、何にも考えないで大丈夫だから」と何度も何度も言っておいたのですが。

さすがに私も頭にきて、連休中だとというのに早朝からねえちゃと大喧嘩をしてしまいました。私は気が短いので、喧嘩となると、大声を浴びせかけるだけでなく、電話やラジオを投げつけたり、といったこともありました。

きのうはそこまでは行きませんでしたが、大声で怒鳴った瞬間、ねえちゃは凍り付いてしまったよな姿で呆然としていました。

それでも、何もかもすぐに忘れてしまうのが、認知症のありがたいところです。そんな喧嘩のことなんかすっかりと忘れしまって、家族みんなで七回忌できたことが感無量のようでした。