アルツハイマー病の診断は、ねえちゃの場合もそうですが、日常生活で見られる記憶障害や判断能力の低下といった症状と記憶力検査、さらにはMRI画像などを参考に行われています。

できることならもう少し、脳の質的な変化を読み取っての診断ができるようになればな、という気がします。そこで、期待される画像診断法の一つに「PET(陽電子断層撮影)」があります。

PETは、陽電子を出す放射性同位元素を目印とした検査薬を投与して、陽電子が体内の電子と結合する際に出る消滅放射線をカメラで検出し、断層画像を合成します。投与した検査薬の体内分布が代謝や血流の状態を反映するため、脳細胞の活動状態を調べることができます。

アルツハイマー病の原因のひとつに脳神経細胞の老廃物である「βアミロイド」の蓄積があげられています。PETでβアミロイドの蓄積の様子を画像化することで、より機能的な診断が期待されます。

米国では、いま、何万人規模の大規模なPETによる「βアミロイド」画像検査の研究プロジェクトが進められているとか。アルツハイマー診断の新時代が訪れるかもしれません。