京都や大阪などで起きた青酸連続殺人事件で、男性4人に対する殺人罪などに問われた筧千佐子被告(70)の裁判が今週、京都地裁でありました。

捜査段階で筧被告の精神鑑定を行った医師への証人尋問で、鑑定医は「犯行時に精神疾患はなかった」と証言したそうです。

弁護側は、筧被告は認知症で責任能力はないとして無罪を主張しています。

鑑定医は、逮捕後に被告がアルツハイマー型認知症を発症していたものの、自分が置かれている立場や裁判の手続きが始まっていることを理解していたなどと、訴訟能力に問題はないとしました。

また、交際男性らの死亡後、忘れずに遺産の相続手続きをしたり、借金を返したりしていることから、事件があった時期は認知症を発症していなかったと推測し、「アルツハイマー症状が影響を与えていることはない」と証言しました。

ねえちゃを見ても思いますが、アルツハイマーが進んでくれば、交際相手の「遺産の相続手続き」どころか、お金になるとかもうかるとか、そんな算段ができるはずはありません。

ある程度は科学的に細かく診断できるようになってきていたとはいえ、弁護士が「認知症」を「責任能力」に絡めて罪の軽減のため安易に持ち出すのには、大いに反感を覚えます。