ねえちゃは、御菓子でも、果物でも、何かいただきものがあると必ず「まずはおじいさんに」と仏壇に供えます。

でも、供えたことをすぐに忘れてしまうので、そのまま傷んだり、カビが生えて食べられなくなることがしょっちゅうあります。

特別になもの以外は供えなくてもいいじゃない、といっても「まずはおじいさんに」と繰り返しています。

夕飯のおかずを、というと、亡くなって6年になり、料理ができなくなったいまでも「おじいさんの気に入るものを何か作らなければ」とイライラしていることがよくあります。

「おじいさんはもうずっと前に居なくなったんだから、自分で食べたいものを食べればいいの」といっても、「食べたいもの」を探しあぐねています。

タコとかトウモロコシとか、周りで見ているとねえちゃの好物はけっこうあるように思うのですが、長年「おじいさんの食べたいもの」ばかりを気にして、「自分が食べたいもの」を考えることがなかった“後遺症”なのかもしれません。