ねえちゃは、いままで観たなかでいちばんきれいだった桜は「高遠の桜」だとよくいいます。

郷里に近い伊那市高遠町の城址公園にある、タカトオコヒガンザクラです。

いまが満開、公園全体を美しい薄紅色に染める様子が、長野へ帰ると県内ニュースで盛んに流れていました。

かつて高遠藩の馬場にあった桜は、シーズンには花に隠れて馬の姿が見えなくなるほどだったそうです。

明治8(1875)年、荒れたままになっていた高遠城址を何とかしようと、旧藩士たちが馬場の桜を城址に植え替えたのが、公園の桜の始まりだったとか。

タカトオコヒガンザクラは、ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みがある独特の味わいが感じられます。園内には約1500本もの桜の木があり、全国の「さくら名所100選」にも選ばれているそうです。