2017年04月18日
エストロゲン
アルツハイマー病は、男性よりも女性の方が発症する人が多く、とくに閉経後は発症者が増えるといわれています。
東邦大学の研究で最近、女性ホルモンの代表格であるエストロゲンと、さらには「痩せすぎ」と、アルツハイマー病とのあいだに関連があることが分かってきました。
アルツハイマーの女性患者の大脳前頭葉と、そうではない人の大脳前頭葉を比べたところ、女性患者の前頭葉白質組織ではエストロゲンの受け手である「ER-β」という受容体が少なかったそうです。
つまり、エストロゲンの働きの低下が、アルツハイマー病に関係している可能性があることがわかったわけです。
また、肥満度を示すBMI(体格指数)が高い人は、エストロゲン濃度が高い人が多い傾向にあることも明らかになったとか。
ダイエットしすぎて痩せすぎたりすると、脳内のエストロゲン濃度を維持できなくなり、アルツハイマー病にかかりやすくなる可能性があるということになります。
ねえちゃはこれまで、とくにダイエットに力を入れたことも、「痩せすぎ」だったということもなかったように思いますけれど。
harutoshura at 22:03│Comments(0)│アルツハイマー考