「まったくバカになっちゃって」と、ねえちゃは毎日のようにいいます。本人も、症状が進んで来ているという感じをなんとなく持っているようです。

アルツハイマー病は、いまのころお医者へ行っても治せない病。できるここといえば、薬を増やしてみることくらしかありません。

中等度から高度アルツハイマー型認知症の症状の進行を抑える「メマリー」という薬があるそうです。第一三共株式会社が2011年6月に発売した薬です。

認知症患者の脳内には異常なタンパク質がたまり、神経伝達物質であるグルタミン酸が過剰な状態になる。そのため、記憶のシグナルが妨害されて記憶が困難になってしまう、という考え方があります。

メマリーには、過剰なグルタミン酸の放出を抑え、結果的に脳神経細胞死を防ぐ働きがあるそうです。錠剤には、5mg、10mg、20mgの3種類があります。5mgから始めて1週間毎に増やしていくそうです。

腎臓の悪い人は薬の排泄が遅れがちで、用量に注意するなど慎重に用いるようにする必要があるそうです。この間ねえちゃが採血をしたのも、腎臓の状態を調べるためです。この薬にお世話になる必要があるかもしれません。