きょうの朝、高齢の男の人が、ねえちゃの家を訪ねて来ました。「だれが来たの」と聞くと、「デーサービスでいっしょだった人」といいます。

持ってきてくれた袋には、いまごろ、いっせいに芽を吹き出すふきのとうが入っています。庭かどこかで、摘んだばかりのようです。

「何ていう人なの?」と聞いても、「知らない」といいます。「じゃあ、どこに住んでいるの?」

「う~ん、と、あっちのほう」「あっちって、どっち」「あの道、ちょっと行ったところの」。それとなく手を差し出しますが、なんだかよく分かりません。

センターへの送り迎えのときに、よくいっしょの車に乗る人で、乗り降りするところはだいたい見当がつくものの、どこの家からははっきりしないようです。

「お礼を言ったりしなきゃだから、名前とどこの人かくらい、今度行ったときにちゃんと確かめて来なけりゃだめだよ」