大相撲春場所の千秋楽、左肩の負傷をおして強行出場した稀勢の里が、本割、優勝決定戦と続けて照ノ富士を破り、奇跡的な逆転優勝を果たしました。

テレビ観戦の私を含めてみんなが感動して、大騒ぎになっているのに、ねえちゃはいっこうに興味を示してくれません。

「こんな大一番、めったにないからこっちへ来て観たら」と言っても、血圧を測って折れ線グラフを書くことに専念しています。

長野県の星、小結御嶽海も三役2場所目を9勝6敗の好成績で終えたというのに……。

認知症になったため、なのかなと考えて見ると、そういえば以前から、ねえちゃが何かを観て我を忘れて興奮しているような姿を目にした覚えがないことに気が付きます。

最近は、楽しみだったはずの風呂へも入りたがらないようになってきました。楽しみも、感動もない人生の寂しさが、気にかかります。