テレビのニュースなどで、東日本大震災についての特集番組がさかんに放送されるようになりました。

あれから、もうすぐ6年です。ねえちゃにとっても、あれからちょうど6年、になるはずです。

地震の被害を直接こうむったわけではないねえちゃのにとっての「あれから」は、夫の命日です。

ちょうど大震災が起こったころ病院で危篤状態になり、3日後の3月14日に亡くなりました。

家族にとっては、そういう意味でも東日本大震災は忘れられない出来事となっています。

去年までは、震災のころに夫が逝ってしまったという記憶がどこかにあったように思うのですが、今年は「震災のころ何してたの」といってもまったく忘却の彼方に飛んでいってしまったようです。

命日どころか、「どこで死んだの?」「どういう病気だったの?」「いくつだったの?」と聞いていっても、考える拠り所も見いだせないという感じで、ただ「分からない」とこたえるだけです。

さらに、「おじいさんの名前は覚えている?」と聞くと、「それくらいは」といいながらも、しばらく考えて名前を口にしました。

連れ合いの名前を、来年の命日まで覚えていてくれるだろうか? 心配になってきました。