ねえちゃは電話がかかってきて、それを受けても、話したことも、相手が誰かも、その瞬間にみんな忘れてしまいます。

忘れてしまうというより、最近は頭に入らなくなって来ているようにも思われます。だから、何らかの意思疎通を電話でやり取りすることが、出来なくないのです。

電話の「着信履歴」を見ると、最近、旅行の誘いなどの連絡をよくくれていた友人から2度つづけて、着信があることが分かりました。

「**さんから電話があったの?」と聞くと、「ない」と断言します。でも、ねえちゃが出たかどうかは分かりませんが、ウチヘ2回かかって来ていることは確かです。

そのうちに夢かうつつか定かでないけれど、電話が来たように気もすると言い出しました。

「じゃ、どんなこと話したの?。もし、何かの約束だったら困るでしょ」と聞いても、やはり確かなことはぜんぜん覚えていません。

電話をくれたかどうかの確認の電話をしても、それをしたこと自体を即座に忘れてしまい、何度も何度も確認電話を繰り返して混乱を招く、という事態がしばしば勃発してきました。

こうなってくると常時「留守番電話」にしておいて、家族以外には電話に出ず、その録音からやりとりを判断していくしかないか。そんなふうに考えるようになってきました。