夕方、長野のねえちゃの家へ行ってみると珍しく私が行くのを覚えていたようで、刺身の盛り合わせを用意して待っていてくれました。

私も途中でスーパーへ寄って、タイムサービスで割引になったツブ貝などを買っていったので、ちょっぴり豪華な夕食となりました。

ねえちゃは刺身も好きですが、買うと刺身の下に敷いてある、細かく大根をせん切りした「つま」が大好物です。

もともとは「けん」と呼ぶのが正しいようですが、ともかく、シャキシャキした舌ざわりがなんとも言えなくいいのだとか。

「つま」は、基本的には桂剥きで大根を薄くむいて、トントンと包丁で細かく切って作ります。そうした芸当を、料理名人だったねえちゃの父親は見事にやってのけていたそうです。

そんな血を引き継いだはずのねえちゃですが、スーパーの魚屋さんに勤めていたときも工場で出来上がったものを詰める作業だけだったようで、「あんなに細かく切る芸当は私にはとってもできない」のだそうです。