アルツハイマー病の薬としては現在、ねえちゃの飲んでいるアリセプトをはじめ4種類が国内で認可されています。

けれど、認知症状の進行を遅らせたり緩和する薬はありますが、記憶力を甦らせたり、根治する薬はまだありません。

昨年秋、「アデュカヌマブ」という新薬の効果を示す写真が、世界有数の科学誌ネイチャーの表紙を飾って話題を呼びました。

アルツハイマー病患者の脳には、「老人斑」というシミがあり、その正体はアミロイドベータというたんぱく質であることがわかっています。

米国とスイスの研究チームが60代から80代の初期アルツハイマー病患者165人を対象に、アデュカヌマブを月1回、1年間投与しつづける治験をしたところ、アミロイドベータが解消されることがわかったのだそうです。

脳のしくみがどうなっているのか、それ自体まだはっきりとはわかっていないのですから、アルツハイマー病を治す薬がそう簡単にできるとは思えません。

アデュカヌマブにしてもいつ、国内で使われるようになるかはわかりません。けれど、何らかの希望がもてる薬が少しずつでも増えていくことは、うれしいことです。