恍惚の人見当識

2017年01月17日

「御嶽噴火」提訴

犠牲者58人、行方不明者5人を出した2014年9月の御嶽山噴火災害の遺族が、噴火警戒レベルを引き上げなかったことや地震計の故障を放置したことに対して、国と県に総額1億5千万円の損害賠償を求める訴訟を起こすそうです。

もうあれから2年半近く経つのだな、というのと、信仰の山「御嶽」も損害賠償が争われるのか、という何とも言えない驚きを感じたニュースでした。

連れ合いの仕事で、以前、木曽で暮らしていたこともあるねえちゃや私にとって、御嶽山といえば、

  木曽のナーなかのりさん 木曽の御嶽ナンチャラホイ
  夏でも寒いヨイヨイヨイ
  袷(あわしょ)ナーなかのりさん 袷やりたやナンチャラホイ
  足袋ょ添えてヨイヨイヨイ

と、盆踊りの定番、木曽節でうたわれる神聖な信仰の山です。

御嶽信仰を普及させた一人、普寛行者は辞世に、「なきがらはいつくの里に埋むとも心御嶽に有明の月」という句を詠んだそうです。

神の山に登って、噴火に遭遇することになった。それは、もはや「天のさだめ」というようなあたりで落着する時代ではないということなのでしょう。

神さまの山をめぐり、法廷でどうんなふうに裁かれることになるのか。先行きを、静かに見守りたいと思います。



harutoshura at 23:52│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
恍惚の人見当識