御嶽海、日馬富士から初金星、という朗報を気にかけるでもなく、ねえちゃはきょうも寝たり、起きたりの生活です。ここ二夜ほど、好きなお風呂にも入っていません。

親せきが、シンガポールへいった、イタリアを旅行した、といった話をしても、いっこうに興味を示しません。海外旅行の入国審査などで英語で質問されたり、といった「恐怖」は、ねえちゃにとっては、とてもじゃないけど受け入れられるシロモノではないようです。

6年前に死んだ連れ合いは、何も口にできないようになっても、指でサカズキをはさむ仕草をしたりして最後まで大好きだった酒を飲むことだけを楽しみにしていました。

「あの温泉に浸かってからいとか、アレだけは食べておきたいとか、死ぬ前になにかやりたいことないの」と、繰り返しても、いつものようにキョトンとしているばかりです。お金さえあれば、あれもやりたい、これにも手を出してみたい、ということだらけの私にはなんとも信じられません。

タテマエではなく、ヒトがなんと言おうとホントに好きなモノ、コトに出あえるかどうかって、人生を相当に左右するかもしれないなと、改めて感じます。