早く日が暮れてしまうせいもあるのですが、最近、午後6時過ぎにねえちゃの家に行くと、ドアチェーンが掛けられていて入れてもらえなくなることがしばしばあります。

ねえちゃが寝込んでいたりすると、合鍵を持っていてもチェーンで締め出されて、「開けてくれ」と大声で叫ばざる得なくなるのです。

訪れることを直前に知らせておけば、以前は必ず玄関に明りを灯して待っていてくれていたのですが。最近は、それを望むのも、難しくなってきたようです。

会うときまって、「オレはだれだか分かるかい?」と聞くのが、最近は挨拶の代わりになってきました。

以前は笑いごとのように受け止めていましたが、最近は「いまんところわかるけど……」と不安げに頭をかしげるようになってきました。

そんなとき、症状がどんどん進んでいるんだな、しみじみ寂しさがわいてきます。

「正月くらいは賑やかやろう」と以前はいろいろと考えていました。でも、最近は「年末年始くらいは徘徊したりしないで静かにしてて」とついつい本音を漏らしてしまいます。