入れ歯が外れやすくて具合が悪くなった、とねえちゃがいうので、予約を取ってかかりつけの歯医者さんへ連れて行きました。しばしば、予約しては直前キャンセルを繰り返しているところです。

予約した時間通り、すぐに入れ歯の調整から歯垢落としまでていねいにやってくれたのですが、診療が終わってから清算までに多少時間がかかりました。

気にするほどの時間ではないと思うのですが、「いつまで待たされるんだろう」「何やってるんだろう」とブツブツ。ねえちゃは気が気ではありません。以前の忍耐強いねえちゃからは、考えられないことです。

「これといってやらなければならないことがあるわけじゃないのに、何をそんなに急いでいるの」と聞いても、わけのわからないことを言っています。

世の中クリスマスだから、とスーパーへ寄って、チキンやエビやらちょっぴりいつもと違うものを買っ帰っても、そんなことはトンと意に介さず、ねえちゃは冷蔵庫の中からあり合わせを取り出して、いつもの夕食です。

私がテレビを見ているあいだに、さっさと片付けて午後7時前にはもうパジャマに着替えています。「バカになっちゃった」と気にし出すと、頭の中がいつも切羽詰まったような状況に追い込まれてしまうのでしょうか。

認知症が進むにつれて、「のんびり構えてドンと生きてけばいいじゃない」といった余裕が、どんどんなくなっていくようにも感じます。