Aokijima

認知症と生きる「ねえちゃ」の近況と、アルツハイマー病に関する覚書です

夏休み

東京都内のほとんどの公立小中学校で、きょう、1学期の終業式がありました。

あしたから多くの学校で、8月31日まで約40日間の夏休みになります。

このごろは、子どもの夏休みといえば40日、という感じに思えるようになってきましたが、長野県でおくった子どものころは、7月28日から8月18日ころまで20日ほどだった記憶があります。

その理由はというと、農繁期の手伝いをするための農繁休業や中間休みがあるから夏休みが少ないから、ということだったように思います。

けれど最近は、農業の手伝いをする機会が少なくなって、最近は田植えや稲刈りの時期に休業期間を取る学校は少なくなっているとか。

それでも、いまも長野県の小・中学校では20日くらいで、東京よりぐんと少ないようです。

実際、長野県の年間授業日数は210日前後で、全国の平均より10日ほど多く、多めの登校日を使ってキャンプや登山などの行事をしたり、体験的・探究的な学習をしたりしているとか。

さすがは「教育県」。ねえちゃの家の近くの公園から、ラジオ体操の音楽が聞こえてくるのも、もう少し先のようです。

 

山の日

今年から始まる国民の祝日「山の日」が近づいてきました。

ねえちゃが住む山国・長野県でも「8月11日」にあわせて、いろんなキャンペーンや催しが計画されているそうです。

8月11日の「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」というのが趣旨。ですが山に関する出来事など、これといった由来がある日ではなさそうです。

松本市のあるホテルでは、「山の日」の前後に「山の日制定記念フェア」と題して特別メニューを提供。

アルピコグループでは、東京と上高地を結ぶ高速バスの運行もするそうです。

でも山へ人が入れば、山岳遭難もついてまわります。

この三連休中の17、18日にも県内で遭難が相次ぎ、北アルプスで2人、戸隠連峰で1人の計3人が死亡。八ケ岳連峰では1遺体が見つかったそうです。

「また遭難。かわいそうに」とねえちゃ。初めての祝日に山へ、と考えておられる方々おられたら、どうかお気をつけて。

 

高校野球

夏の甲子園、各地で高校野球地方大会の熱戦が繰り広げられています。

長野県大会は、きょうはベスト8を争う4回戦8試合が行われました。

春夏合わせて50回以上甲子園に出場している強豪、松商学園は飯田風越と戦いました。

飯田風越は、ねえちゃの母校です。が、ねえちゃはずっと女子しかいないと思っていたようで、ビックリ。

もともと女子高でしたが、1978年から男女共学を実施。いまでは、男女比が半々近くになっているようです。

試合の結果は、惜しくも7対9で松商に敗れました。

でも、ベスト16まで進んで、あの松商といい勝負をしたのだから立派、立派。 

中日

7月場所も中日となりました。ねえちゃのお姉さんは大津相撲が大好き。なので、ちゃんと観ておかないと、電話をしても相手してもらえないよ、というのですが、ねえちゃは相変わらずボーッと一日過ごすだけで相撲にもあまり関心を示しません。

ただ、地元長野県の期待の星、御嶽海については毎日、テレビや新聞で報道されるので、なんとなく気にはしてはいるようです。

このあいだ、白鵬との一番を観て「まだ大銀杏結えないのに横綱に挑戦してるんだ」といっていました。

これまで順調に出世してきた御嶽海ですが、さすがに、横綱や大関など強い関取ばかりとあたる前頭筆頭ともなると、思うようには勝てず、1勝7敗。

でも、大関照ノ富士を破る殊勲の星もあげています。せめて御嶽海が何勝何敗になったかぐらいは、いつも気にしていて欲しいのですが。

都庁と善光寺

善光寺の小松玄澄貫主のパワハラ・セクハラ問題は、まだまだ大揺れが続いているようです。

賄い役を務める女性たちに「ヤクザの女で入れ墨があった。これを消したせいでシワが多い」などの差別的発言をしたり、「ひとりでいて寂しくないか」とセクハラを受けたという報道もあります。

小松貫主が会見を開いて「まったくの事実無根」と疑惑を否定すれば、その翌日、「一山」の有志は小松貫主の罷免を求める懲戒事犯申告書を天台宗務庁に提出したとか。

小松貫主については今回がはじめてではなく、10年以上前から雑誌に「女とカネ」の大醜聞として報じられたり、訴訟沙汰になったこともあるといいます。

「天下の善光寺が、恥ずかしいね」とねえちゃもいいます。

最近、疑惑だらけなのに辞任を拒否し続けた舛添さんがいた東京都庁の前を通りかかると、なんとなく善光寺のことが目に浮かぶようになってきました。

 

宅配

最近、ねえちゃは、掃除、洗濯、たまに散歩、という以外はこれといった用事はほとんどなくなってきました。

宅食や生協の宅配があるので、スーパーへ行く必要もほとんどありません。宅急便や宅配を待っていて、それを利用して暮らしている毎日です。

ただ、残念ながら物忘れはひどくなるばかり。何か送られてきても、届いたことをすぐに忘れてしまいます。

好物のとうもろこしやタコが届くとすぐに食べてしまいますが、食べたことを忘れて「そんなものは届いてない」というのが常になってきました。

このあいだ注文した「入れ歯ケース」。きょう届いているはずなのですが、「そんなの届いてない」といいます。何度も探してもらったところ、「なにか、緑色いカップのようなやつはあったけど」。

届いていないどころか、もうすでに箱から取り出して食卓に置いているようです。箱といっしょに使い方説明書も捨てていなければいいのですが。

都知事選

「都知事選、ずいぶんいっぱい出たんだね」とニュースを観ながら、ねえちゃは言います。

なんでも、候補者の中でねえちゃが知っているのは鳥越さんくらいだそうです。「でも、ずいぶん白髪が増えたねえ」。

「癌の手術を何度もやって乗り越えたんだって」「へー、すごい」。

東京へ帰って見ると、いつのまにか都知事選のポスターの掲示板が、近所にもいくつか置かれていました。

21人も立候補したそうですが、一つの掲示板には増田さんと小池さん、別の掲示板には増田さんと鳥越さんのポスターが貼られているだけ。

さすがに大東京、数え切れないほどある掲示板にポスターを貼るだけでもたいへんなことなんですね。

 

入れ歯ケース

きのうから無い無いといって探していた入れ歯が、夜になってやっと見つかりました。

洗おうと思ったのか、コップに入れていたのをそのまま食器棚の隅っこのほうに置きっぱなしにしていたようです。

ホッとしているねえちゃに「入れ歯ケースは無いの?」と聞くと、「おじいさんが使ってたのがどこかにあったはずだけど、見あたらない」。

しかたがないのでインターネット通販で、「取っ手付きの水切りカゴで、手を汚さずにすすぎができる入れ歯洗浄容器です。カップは軽量強化磁気製」という「リクープ 入れ歯ケース」という商品を1個注文しました。

購入者のレヴューでは「蓋と洗浄部分とコップに分かれていて、とても使いやすい」などと、なかなか好評のようです。

 

「入れ歯が無い」

「入れ歯が無い」。ねえちゃは朝から、そう言って家の中をウロウロしています。

半年近くかけて通って、なんとか近所の歯医者さんに入れてもらった入れ歯です。

「バカになって夢なのかなんなのかわからないけど、歯医者さんに預けたような記憶もあるんだけど」とも言います。

けれど、入れ歯が入ってずっと使ってきていたのは確か。

このあいだ、1カ月後の点検のためにとった予約は、ねえちゃが勝手にキャンセルしてしまったので、このところ歯医者さんへは行っていないはずです。

「飲み込んじゃった可能性はないの?」「あんな大きいの。それはないと思う、それは」

入れ歯が無くても食べられるんだから、まあ気長に出てくるのを探すしかないなあ。それで、いよいよダメなら、作り直してもらおうか。

けっきょくそういうことになって、「入れ歯探し」の仕事が始まりました。

 

21対11

「21勝11敗だったんだ」。

テレビのニュースキャスターの言うことをなぞるように、ねえちゃはいっていました。

参院選の選挙区選のうち、32ある改選定数1の「1人区」のうち、自民党が21選挙区で勝利。

一方、民進党共産党など4野党は全1人区で野党統一候補を擁立しましたが、勝ったのは11選挙区でした。

ねえちゃは政治のことはよく分かりません。野党が11選挙区を制したことをどう評価するか、なんて言われてもこたえようがありません。

でも政治に、それなりの関心は持とうとしているようです。

今回もそうですが、選挙は必ず行きます。

「年寄りが細々とでも生きていける」「戦争をしない」。

そんな国であってほしい、と願っています。

松井潤
matsuijun@jg8.so-net.ne.jp
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