Aokijima

認知症と生きる「ねえちゃ」の近況と、アルツハイマー病に関する覚書です

食べたものを書く

ねえちゃは、やったことを次々に忘れていきます。

ケアとか病院とか、最近はけっこうやることが多いのですが、日記には、きょうも何もやらずに過ごした、といった同じようなことを毎日書くだけです。

ずっと家にいたって、ご飯も食べるし、電話が来たりもします。昔、正岡子規が「病床六尺」でつづったように、その日に食べたことを書くだけでも、すごい日記になるんだから……。

そんな話をして、ノートに「昼には、あんまん、あんぱん、青汁入りの牛乳、ふで柿1個、みかん1個」などと試しに書くようにしてみました。

加えて、「きょうは薬を飲んだのでもう飲まない」とかもノートに書かせて、何かわからなくなったら常にノートを見て、何かあったらすぐノートに書くこと、と念を押しました。

けれどやっぱり、「きょうは何を食べたっけ」「薬を飲まなきゃ、どこへ行ったっけ」が、またすぐに始まります。

病院チェンジ

高血圧の薬を処方してもらうため、ねえちゃが長年通ってきた街の総合病院の予約を取り消して、今後、ここへの通院をやめることにしました。

アルツハイマー病の治療をしてもらうことになった自宅の近くの脳神経外科で、血圧の薬の処方も含めて一切をまかせることにしたからです。

街の総合病院だと、往復でタクシー代が5000円くらいはかかるし、予約した日時にきっちり行かなくてはならない。それでも長時間待たされます。

自宅の近くの脳神経外科なら、歩いて15分くらい。好きな時に予約なしで行けて、そんなに待つこともなく、先生にいろいろ相談にのってももらえます。

しかも、大型ショッピングセンターもすぐそばにあります。

それに、タクシー代の5000円がかからないから、その分おいしいものを買うことが出来ます。食欲だけはすこぶる旺盛なねえちゃにとっては、願ってもないところなのです。

薬のみ過ぎ

専用に改良したピルケースで、ねえちゃはきちんと薬を飲んでいたはずなのですが、テーブルにくっ付けたケースをきょう見てみると、あすの夜飲む分まで無くなっています。

どういうわけか、きのうからきょうの朝にかけて、2日分も余計に飲んでしまったと考えられます。

きのう一日、試みにケアサービスセンターへ行って違う環境に置かれたので、感がくるってしまったのでしょうか。

もう明日の分まで飲んでしまっているので今晩はこれ以上飲まないように、と「今夜は薬を飲まない」と座右のノートに書かせて、念のためにピルケースも隠しておきました。

ところがねえちゃは、なんと私のかばんに置いてあった私が飲む薬が入ったケースを見つけ出して、薬を勝手に取り出して来て、飲んでしまったのです。

処方されていない薬を勝手に飲んでしまってはカラダにいいはずがありません。必要な量の薬しか持って来ていない、私も薬が足りなくなって困ってしまいます。

悪気はないのでしょうけれど、さすがに怒り心頭に発しました。

デイサービス初日

きのうすっぽかしたねえちゃの初めてのデイサービスセンター通い、いろんな人の協力できょうはなんとか行くことが出来ました。

午前9時に迎えに来てもらい、午後4時すぎまで、頭の体操をしたり体を動かしたり、昼食をとりながら話をしたり。

本人はどこへ行って何をやって来たのか、帰るとすっかり忘れていましたが、センターの担当者からのメモには「他利用者様とも明るく会話され表情よくすごされました。運動にも頑張って参加されています」とのコメントがありました。

ただし帰宅してから、「財布を忘れて来ちゃった」と、ねえちゃは青くなって、持って行ったリュックサックをひっくり返したり、家中探しまくっての大騒動。

センターに問い合わせてみるしかないかな、とあきらめかける直前に、入浴して着替えた下着といっしょにポリ袋に入っているのを私が見つけて、ホッ。なかなか楽にはいきません。

ケア直前キャンセル

きょうは、ねえちゃがはじめて、デイケアセンターへ行って、サービスを受ける日。

だったのですが、いつもの「直前キャンセル」の習癖が出て、迎えに来てくれた担当者を「体の状態がおかしいから」と追い返してしまいました。

どこも悪いところなどなく、むしろいつもより元気なくらいなのですが、いざどこかへ行かなければならないとなると、いつものように反射的に拒絶反応を起こしてしまったようです。

というわけで、出直し、もう一度、挑戦してみようと、あすの午前9時に再度迎えに来てもらうことになりました。

用意するものは、お風呂へ入ったときの下着の着替えと、料理の材料のための代金300円だけです。

下着はちゃんとリュックサックの中へ入れて、財布には百円玉が3枚以上あることを確認しました。

準備万端。果たしてリベンジは成る、でしょうか?

プロの支援

きょうの午前中、支援してくれるデイケア施設の女性のかたが家に訪ねてきてくれて、ねえちゃの生活ぶりを見てもらい、2時間以上にわたっていろんなことを話しました。

ちょうど宅食の集金の人が来たりしたので、その手助けもしてくれたそうです。ねえちゃは、ほとんど忘れてしまいましたが。

さっそく、あす水曜日に、試しに施設へ行ってお風呂へ入ったり、体を動かしたりしてみることになりました。

あさ9時に車で迎えに来てくれるそうです。「300円ほどかかるだけ」だとか。

「どんなふうにしていればいいんだろう」。ねえちゃはだいぶ不安なようですが、「向こうはプロなんだから、みんな任せておけばいいの」といったら、少しほっとしたみたいです。

ケアはじまり

ねえちゃの介護の試みが、あしたからはじまります。

とりあえず、あしたの午前中にデイケアセンターの担当者が家に来てくれて、これからどういうケアがいいのか相談にのってくれます。

そして来週から曜日を決めて、実際に、センター通いなどをやっていく予定です。 

ねえちゃは、誰か来ることをすぐに忘れてしまいます。それに、だれか訪ねてくるとなると、忘れないようにとパニックになったり、気をつかったりします。

なので、忘れたりしていても大丈夫なように、訪問する直前に電話をして落ち着かせてから来てもらうようにしました。

物忘れは相変わらずですが、薬が効いているのか、最近のねえちゃは明るくなってきたように思えます。

これからのケア、うまくいくといいのですが。

区会費

日曜のきょう、朝9時からあった町内会の区会の集まりで、ねえちゃはすぐ近くの公民館へ出かけました。

久しぶりに近所の人たちの顔を見て話ができて、ちゃんと区長さんに区会費5000円を収めてきたそうです。

真面目なねえちゃは、物忘れがひどくなってきてからも、地域でちゃんと最低限の義務を果たしているかどうか、いつも気にしています。

区会費の領収書をもらってきて、「これで、これからもここで住んでいける」。それから、集まりで出されたお菓子やお惣菜をたくさん貰ってきたので、夕食はそれだけで済んだと喜んでいました。

ツキノワグマ

最近、長野県でツキノワグマの被害がつづいています。

15日には、安曇野市の農業施設で、近くの会社員(56)が、飼育していた熊の檻の前で血を流して倒れていたるのが発見され、死亡が確認されました。

会社員は知人とっしょに雄と雌の熊を1頭ずつ、なんとペットとして飼育していて、うち1頭が檻の外に出ていたそうです。

14日の午後には、松本市中川で、自宅で熊を目撃した人がいると、警察に通報がありました。ツキノワグマ1頭が見つかり、猟友会員が射殺。けが人は、いませんでした。

見つかった熊は推定7歳の雄で、体長約120センチだったそうです。 

5日には、栄村の山林を通る私道で、地元の猟友会会員(71)が、イノシシ用の檻から飛び出した体長1メートルほどのツキノワグマに襲われました。

顔や腕をかまれるなどし、右腕を骨折する重傷を負ったそうです。イノシシのワナとして猟友会が設置した檻に掛かった熊を逃がそうと扉に手をかけたところ熊が飛び出し、襲われたようです。

ツキノワグマは、夜行性で、昼間は樹洞や岩の割れ目、洞窟などに休むことが多いそうですが、果実がある時期は昼間に活動することもあるそうです。

夏は標高が高いところで生活していても、冬になると平地へ移動してくるとか。ねえちゃの住む信州も、いよいよ冬が近づいてきている予兆でもあるのでしょうか。
 

デイケア

きょうの朝、介護のデイケアセンターの担当者から電話があって、来週からどんなケアができるか、実際に試みながら検討して行くことになりました。

来週、担当者が家に訪ねてきて、どんなことをしたいのかねえちゃと話しをして、さっそく再来週からでも実際にケアの活動に入ろう、ということになりました。

当面は、曜日を決めて週一回、ケアセンターへ通って、昼食をとりながら困っていることの相談にのってもらったり、カラオケなどして交流をはかったりすることから始める予定でいます。

週に何度か家事の手伝いをしに来てくれたり、なにかあったときに大丈夫なように家のなかにセンサーを取り付けたり、といったサービスもあるそうです。

施設など将来に向けたいろんな情報を得るためにも、有効に利用していきたいものです。

松井潤
matsuijun@jg8.so-net.ne.jp
  • ライブドアブログ